Flickr: Camera FinderJavaInTheBox 氏と、T-yan と密談の夜。
で、話題はいろいろと多岐にわたったんだが、
その中から、ガツンときたことを忘れないうちに書いておく。
Flickr 登場以来、便利に使っているけど、
Web上のサービスだけあって、実は微妙に使いにくいところもあるよね。
なんとかならんのか? という話に....
Google の Picasa と統合されている Picasa Web もあるけど、
あれは容量が 250MB までなんで、
たとえどんなに使いやすかったとしても、実際のところ相手にならん。
Flickr だと Pro アカウントで 2GB/1month だ。
(Picasa Web も 25$/year で 6GB まで増やせるけど、米国のみだ)
一般的に Web2.0 的サービスとしては、
写真共有サイトなんで山ほどあるから、新規参入は無理って言われてる。
けれども
「今、すでにできることを、より簡単に、便利に、もっと素敵に」
というのは、あり得ると思う。
■ Flickr の成功の理由を考える
- ネーミングの良さ。本来なら Flicker なのに綴り間違い風の名前なこと
- 微妙にかわいい、写真を正方形で見せるという pop な技
- タギングによる、ゆる〜い分類
- 始めは無料で使えて、有料で Pro サービスにアップグレードできること
- GeoTagging に対応
- Yahoo に買収されてからも、従来のまま
■ デジカメ写真を撮った後の行動を考える
- blog に貼り付ける(高解像度である必要は無い)
- Web ページに貼り付ける
- プリントする
- 名刺にする
- 友達に見せる、友達にあげる
- 単なる保存場所、バックアップ
- Stock Photo としての用途
- オンラインの写真集としてもプロモーション用途
■ ネガティブ要素
- いい写真を見つけ出すのに偶然性に頼らなければいけない
- タグ付けの面倒さ(日本人は特に1個しかタグづけしない傾向がある)
- 写真のアップロードが面倒(専用ツール、専用プラグインが貧弱)
- 基本はデジタルカメラ、携帯電話デジカメならではの要素が無い (Flickr Mobile もまだまだ)
- iPhoto plugin も Windows Explorer uploader もまだまだ
現在 Flickr の写真は 3億枚に到達したらしい。
最近
Camera Finder という分析がなされて、
どのメーカーのどんなカメラが人気なのかが一目瞭然だ。
たとえば、Ricoh のカメラであれば GR Digital で撮影されたものがダントツで多いとか。
なんかこう、いろいろ考えたけど、もっともっと使いやすくなっても
いいと思うんだ。
アップロード一つとっても、ちょっとブラウズする操作もまだまだ面倒。
Eye-Fiみたいな無線 LAN 搭載メモリカードの登場を待ってはいられない。
特に携帯電話デジカメならではの便利さを生かした使い方とかも。
まったく違う分野からのアイデアが生かせないんだろうか?
電話業界には無くてはならない光ファイバーも人工衛星も
元は全く違う業種の研究から生まれて、現在の形があるらしいし。
Flock と Flickr の融合具合も結構期待でき(下の写真)。
一度 Flock に Flickr アカウントを設定すれば、
あとはブラウズもアップロードも Flock だけで幾分簡単に使えるようになる。
なんかまとまりのない文章になってしまったけど、
なんとなーく使っている、慣れてしまって気づかないところに
新しい革新的なサービスへのヒントがあると思うんだ。
で、 Flickr Beta から、いつのまにか Flickr Gamma になってる〜