6/14/2007

[&] ken okuyama



プロフェッショナル仕事の流儀「奥山 清行」
奥山清行:カーボンファイバーに魅せられて

フェラーリのデザインを担当するカロッツェリアのピニンファリーナ社で
デザイン・ディレクターを務めた奥山 清行氏に会うことができた。
サインももらった。

むちゃくちゃカッコいい人。
紡ぎ出す早口の的確な言葉には、一瞬の迷いも無い。

■プロとしてデザイナーは良案が出た後にさらに考える。
 枝分かれした 100案を出さなければいけない。
 たとえその時、採用された案が 51番目だったとしても、
 他の 99案は次の仕事に役立つ。
 (素人は良案が一つできると満足してしまう。
  また、ファインアートは数案から一つに絞っていく。
  それはプロのデザイナーの仕事では無い)

■目の前のクライアントだけではなく、未来のクライアントのことも考える。
 報酬をくれるのは目の前のクライアントかもしれないが、
 実際に商品を使ってくれるのは「未来のクライアント」なのだから。

■仕事で行き詰まった時や、アイデアに困った時は、
 仕事をしながらその中で乗り越えるしかない。
 気分転換とかはウソ。
 仕事の中で解決しないと、本当の解決にならない。

現在は個人スタジオを立ち上げ、
鉄瓶!や眼鏡や家具をデザインしているとのこと。


    傑作は「足し算」からは生まれない Ken Okuyama