9/25/2008

[&] Eye-Fi Japan




Eye-Fi Japan

ここ数年でもっともイノベーティブだと感じたデジタルガジェットが Eye-Fi だ。
SD メモリカードサイズに、無線機能を搭載して、ごく普通のデジカメで使える。
撮影したとたんにネットワーク経由で iPhoto や Flickr に転送される。
頭ではどういう仕組みなのか、どんな動作をするのかがわかっていても、
いざ、実際に Eye-Fi を使うと、そのスムーズさに驚く。

ついにその Eye-Fi が日本進出してくるのだ。
無線機器なので、認可も通らないといけないし、
日本特有の無線LAN事情、日本特有のデジカメ事情があったりして、
いろいろこれから大変かもしれない。
便利な写真共有サイトや、写真プリントサービスとの
連携が鍵になってくるかもしれない。

いろいろあるけど、
素晴らしいアイデアと、それを実現した技術の力、
沢山の人と人のつながりと情熱で、ついにここまでやってきた。
というか、ついにスタート地点に立てただけなのかもしれないけど。

数年後には、デジカメが無線LAN対応するのは当たり前のことになっていて、
もっとその幅は広がる。フォトフレームやデジタルビデオや様々なところで
Eye-Fi が活躍していることだろう。
GeoTag の仕組みだって、もっと活用されていくだろう。

きっと、おばあちゃんも、小さい子供達も、
テクノロジーのことなんか気にせず、写真を楽しむ時代が来るハズ。

そうなっていく大きな流れの、
一番最初の瞬間に立ち会えたような気がして、うれしい限り。

運命を決めた「和製○○」
ひっそりとでもいいのでショーケースに飾って欲しいものです........

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 ちょっとだけ技術的なこと書いておくと 802.11 b, g, n に対応
 使い方のコツは、デジカメの自動スリープ開始までの時間を長めに設定しておくこと
 (デジカメの電源が入っている時しか、自動転送されない。あたりまえだけど)
 Mac でも Windows でもブラウザが使える環境であれば、Eye-Fi Manager が使える。
 iPhoto に転送するのが一番速くて便利。
 Flickr に自動転送する場合は、プライベートモードを ON にしておけば、
 撮影した写真がいきなり全世界に公開されて「とほほ」なコトにならないですみます
 あと、AirMac Express とセットで使うと、さらに機動力が向上。
 意外と残念なのは RAW 撮影ファイルは転送されないこと(未確認)。
 Nicon D60 は Eye-Fi を自動認識してバッテリー動作を調整してくれるらしい。
 と、そんなこんなで。