[&] Craig Mod
■クレイグさんの本への愛着があるれる講演であった。
Scott Tohmas オバマのデザインチームの話も驚き。
Craig Mod :
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Web Directions East Special Event at Ginza Apple Store
iPad の登場で広く知られることになった電子書籍。このイベントでは、
電子書籍と出版が今後どのように変化していくかをテーマに、
電子出版の最前線で活動するキーバーソンが講演を行ないます。
講師は PRE/OST Books の創始者として多数の電子書籍出版を
手がける、作家兼編集者のクレイグ・モッド氏です。
デジタル時代 書籍と出版。
書籍と出版の変わる時代にはいっていっている。
なんかいろいろ話したいことがありすぎて、
できるだけ編集して、
変わっている立場から発表させていただく。
書籍をどうやってデジタルにする?
この質問をすると、もちろん iPad,
書籍というイメージはペーパーバックを
どうやって iPad に入れるか?というのが1つの考え。
残念ながら、もっとコアな質問はあると思う。
もっとコアな質問は?
どうやったら考えが変わるか?
デジタルが書籍をどう変化させるのか?
微妙に違いは細かいが、この線で考えると
書籍と出版が変化すると思う。
この質問は、外側だけを考えている。
Wired の iPad アプリ
WIREDは完全に前から持っていた雑誌を iPad に入れようとした。
まあ、デザインのコミュニティの中に、かなりへこんでいる人がいる。
読者の体験に
Dammit, It's the Nineties all over again
Oliver Reichenstein
Paul Graham
the medium was what they ware selling,
デジタルコンテンツの販売はどう変わるか?
コンテンツは別に売っていなかった。
雑誌を買うとき、雑誌のコンテンツが変わっても、
流通と印刷代に対して変わっていく。
昔から、前からあった雑誌の作り方で、
iPad に入れて、同じ値段で販売するのは
間違っているのではないか。
無理矢理ものを作っている感じ。
あるいみ、本はぱっとできあがっているもの。
本はそれだけじゃない。
本は実は複雑なシステムのいったん。
本ができるまでの活動。
出来上がっている書籍しかみていない。
本が出来上がるまでの複雑な仕組みがある。
書籍をどうやってデジタルにする?
By asking
デジタルが書籍をどう変化させるのか?
本の流れ、
idea word sentence paragraph chapter collection of chapters book
考えからチャプターまで、読者とのフィードバックができる。
デジタル前の本の作りかたは、編集者、
editor publisher distributor bookshops
1つの本ができれば、読者と直接会話ができる。
会話ができれば、書き方を変えることができる。
著者と直接で会話ができれば、本屋に行く必要がなくなる。
このシステム、この変化を考えると、
本をどうやってデザインする?
もっとうまく使えるツールとか。
出版する簡単にスムーズにできるツールを考えられる。
1つの例
37 signals
シカゴにある Web 会社。
Getting Real をだした。
彼らが人気のあるブログを書いていた。
ミーティングをしないとか、過激なブログを書いていた。
ビジネス哲学をブログで書いていた。
気づいたら 10万人くらいが書いていた。
ブログで書いたものを本の形にすればいいんじゃない?と考え、
編集して本をだした。
ブログを書いている間に、
どこのブログが良いのか考えて、
ヒットや、コメントなど、数字を見ると、
ブログの読者のきょうみ を持つところが良くわかる。
売り上げ、全部直接、
$19 * 30,000 PDFs の売り上げ。
もう1億ぐらい売り上げているんじゃないか?
$570,000(2006年)の時点で。
あるいみ、気づいたら、出版社になっていた。
2006年はかなり web では初めてのこと。
..... now i know who my readers are.
Seth Godin, August 2010
もう普通の本は出さない。
出版のやり方をする必要は無い。
読者と毎日会話している。
Wikipedia
出来上がるまでのシステムが変わってきている。
15年までは百科事典
マイクロソフト ENCARTA'95 がでてきた。
90年代、高校に入っていて、一度も使っていない。
ふかみより、映像いれたり、
百科事典としての深みのある記事が無い。
紙の百科事典の方が良かった。
デジタルが百科辞書をどう変化させるのかを考えると
Wikipedia がでてくる。
「数万人が編集できるサイトに超えられる」→ゴミ
Wikipedia は百科事典の魂を守りながら、使いやすいものに。
結局大切なのは、
外側しかみていない。
大切なことは?
Wikipedia で検索したら「さる」の記事を探すと、
百科事典と、猿の記事はそんなに変わらない。
変にインタラクティブになっていたりしない。
同じ魂を持っている。
Encarta 2009 年中止になった。
外側しかみないと、本当にデジタルに変化させる
ポイントをミスする。
WIREDは
ちゃんとデジタルを考えていない。
Books and Me
もっといい書籍が作れると思う。
2002-2008 までいろんな書籍を作っていた。
かなり凝っている感jいのもの。
全ての材料や印刷のやりかたも大切にして。
紙の全てを大切にして、本を作っていた。
本当に凝っている感じのものを
一般の出版のやりかたで作っていた。
印刷代出して、流通で流して、すこしづつお金がはいってくる。
かなり大変。
2000冊売れたらうれしい。
Good Bye という本。
こっている本をずっと作っていた。
Kickstarter
というサービスがでてきた。
http://www.kickstarter.com/
これはかなり面白い。
自分が CDとか本とか、写真の作品を作りたい時、
このサービスを使って、プチ投資みたいなお金が集まる。
このサービスがでてきて、Art Space Tokyo の本。
東京の芸術と詳しい人と作った。
2008 年の春に作った。
気づいたら、増刷しない。
この本の印刷代がけっこう高い。
できるだけ奇麗なものを作ろうと思った。
出版社はできるだけ安いものをという考え。
安ければ安いほど、流通会社が本屋に売りやすくなる。
高く販売する計画だったけれども 3000円で売った。
そうでないと流通会社が流してくれなかった。
KickStarter のプロジェクトで
一ヶ月 $15,000
デジタルをどうやってうまく使うか?
期間を決めて、一ヶ月だけ。
一ヶ月で 150万集まらないとk、このプロジェクトができないよ!
kickstarterのシステムは、
サポートしたい本をいろんなレベルでサポートする。
2000円なら PDF, 25000円なら名前を入れてあげる。
50000円なら手ぬぐいとサインをあげるとか。
一ヶ月たって、150万なければ心配。
不安が有ると思うけど、
Amazon のペイメントシステムをうまく使って、
支払いの約束になる。
もし150万いかなかったら、誰も払わない。
150万あつまったら、全員が自動的に支払う。
自分の欲しかったものが手に入る。
凄くシンプル。
Amazon の仕組みとあっている。
一ヶ月で $24,000 集められrた。
だれもクレイグモッド 25万ツアーは買ってくれなかった。
すぐに、50万いっていた。
すごく面白い経験になった。
一ヶ月で 300人にファンになってくれた。
それはお金よりも大きいこと。
300人だけだけど、300人の大ファン。
ずっとこの 300人と会話しているから、親しくなる感じがする。
結構デジタルをうまく使って
新しい会話が生まれている感じがする。
出版の数字的なもの
$20,000 = 1300冊。
1300冊印刷できた。
+前売りの流通大、3ヶ月の給料。出版イベント。
その前までは 1500冊しか印刷していないのに、
一冊 3300円かかっていた。
July 2008 - Jan 2009
$5,537,77 しか売り上げが入ってこなかった。
KickStarter をやる前はもっといい方法があるんじゃないかと思っていた。
今回 一冊 4500円。
この売り上げで次のプロジェクトに行けない。
販売はもう $5,148,00 を超えている!!
これが新しい出版のやり方。
投資とマーケティングと読者のつながりが全然地合う。
2前と今年とで同じものを作ったが全然違う。
売り上げを次のプロジェクトに持っていける。
Amazon のサービスはアメリカの銀行でしか使えない。
Story telling
http://hitotoki.org
を作った。
このサイトのコンセプトは
街の中で動きながら、思い入れを地図につけて、思い出を書こうというコンセプト
雑誌記事をイメージ。
500ワードの奇麗な編集をした。
時間かがりすぎ。簡単に参加できない。癖にならない。
デジタルをうまく使っていないと思っていた。
短い言葉のかたまりで、
Twitter のように表現できるのではないか?
Twitter が Geo API をだして、Tweetie のせいで癖になっているんじゃないか?
長い文章をつくるよりも、短いストーリーテリングのスケッチが
できるんじゃないかと思った。
スケッチをいれたら、後で書きたい時に長くかけるんじゃないか。
長い文章で編集されているのは大切なことだけれども、
最初から長い文章で編集されている必要は無い。
ストーリーテリングを。
ここにいる自分が写真を撮って、Geo の GPSで全ての情報を
hitotoki がマッピングして、東京の中でひとときが起こっているのを
見せることができる。
東京の中とか、世界の中の活動とか hitotoki を見ることができる。
ストーリーテリングのエンドポイントは変わらない。
丁寧につくられている長い記事が簡単に楽しくできるんじゃないかという考え。
できあがっている部分を見るだけではなくて、
出来上がるまでのシステム。
作家の書き方、出版社の作り方。
もっと大事なツールはデジタルのツールやデジタルの書籍が
面白くなる。
別にビデオを入れたりとかじゃなくて、
できあがるまでのできあがるシステム。
デザインの考えかた。
システムを意識すると、システムのデザインができる。
コンテンツができあがるまでのことを考えて作ることができる。
Thanks!
craigmod.com
prepostbooks.com
Q: 日本で出版社は恐竜的に動いている。日本ではどうするつもり?
A: がんばった方がいい。以上。
けっこう難しいと思う。
この世界で使われているアプリは、海外からきている。
日本のマーケットの良さは、日本だけ、日本以外を考えなくていい
楽しくて集中できるので、日本のコンテンツに合わせたアプリを作れる。
僕は 19歳のときに紀伊国屋にいって感動したのは、
本の美しさ。日本人はいちばん本のデザインをできる人。
ミニマルな感じで、どんな安い本でも奇麗。
ある意味、iPad に retina ディスプレイが、紙のデザインが iPad に
もっていけると思う。日本語の細かい線が表現できる。
日本人のデザイナーが楽しめることを期待している。
昔からの出版の流れでなくてもいい、自分で出せばいい。
Q: アートスペース東京で、電子でうまくいったという話があったが、
最初に物理的な本があったからうまくいったんじゃないか??
A: 役に立ったけど、kickstarter で何にも出来上がっていないところから。
オバマの選挙のデザインに関して 1000万円くらい集まった。
5月に facebook 反対に、ダイアスポラ NYU が新しい facebook を作るよ!
と kickstarter に載せたら 2000万円集まった。
Twitter をうまく使ったり。何も出来上がってなくても 100万円とか
集まりやすい。
30万とか40万でも、全然本が作れる。
このプロセスについて、craigmod に行けば、
この本に関して全ての活動がわかる。
Q: 自分の作品をいかにして読んでもらうか?
アマチュアでプロを目指しているコミュニティがあって、
「他人に伝えたい」という熱意はお金と関係無い。
A: 別に人が読まなくても出せばいいんじゃない?
次を考えるのが重要。
お金をかせいで、次を作るのが重要。
Q: 質感を気にしているのが伝わってきた。
デジタルだけじゃなく、物理的な本の質感を売るため。
hitotoki で完成された文章を作りたいというのを聞いて。
簡単にクオリティの高いものを作るために、簡単にいくものなのか?
A: そうね。Wikipedia は分かりやすい例。
どうやってクオリティの高い記事ができるか、
皆が謎だと思っていた。できあがっていたシステム。
変な記事があっても人が気づくシステム。編集できるシステム。
hitotoki の場合、皆が奇麗な文章を書かなくても、
簡単につけられる。どんなにゴミがあってもいい。
別に自分のために文章を書いているだけでもいいし、
すごくいいのは簡単に編集者
一番大切なのは「編集者」やキュレターが一番大切。
hitotoki で編集者セレクションができたり。
いい文章を書いている人が有名になったり。
品質が低い文章というのは、無視していい。
コミュニティのシステムで、けっこういいのがでてくる。
あまり気にしない。
僕らが何もしなくても、自然にでてくる。
参加できる壁を低くすることで、でてくる。
ゴミが増えるに違いないが、いい文章も絶対に増える。
Q: 電子書籍の未来はどうなると思いますか?
まだまだこれからの世界だと思っている。
旅行の本とか、全然無い。そういうのがあれば。
A: まだ早すぎる。iPad のアプリもそんなに買いたいものが無い。
やっとちょっとでてきた。
本をどうやってデジタルにするという質問から進んでいない。
ガイドブックに期待しているけど、そんなにいいものがない。
wall paper も、まだ浅い。
Q: 作者と読者のつながりが十分にできている。
これからは、編集者が重要になってくる。
今後電子書的の時にどういう役割、どういう関わり?
A: 出版社はもうなっていると思う。
デジタル時代の出版 A Book Apart という出版社とか。
Web の HTML 本をいろいろ出しているところ。
A list part という読者コミュニティがあって、
HTML5 について書きたい人がいて、
Twitter で 5000人がフォローしている人がいて、
自分で出版してもいいんだけど、何十万人が
コミュニティになっているところが広がる。
1冊 1800円。印刷は 200円/1冊くらい?
儲かっている部分を著者を半々にしている。
一ヶ月で500万はいってくる。それはもう普通じゃない。
まだまだこれからも売れるし、簡単に給料が入ってくる。
Q: 本が好きという立場で、電子書籍に対するフラストレーションは?
他の人に貸せないのがフラストレーション
A: 20時間くらい話ても大丈夫?
ほんとにこれは別の発表になるんだけど。
本をデジタルにするということだけを考えている。
どういった良さがあるかということを考えた。
craigmod.com にエッセイを書いた(日本語版もあり)
kindle は ibooks に何が足りないか?
「テキストが触れない」感じがする。
特殊な刑務所にとらわれている感じがする。
デジタルになっているクセに、テキストをいじっている感じがしない。
kindle はいろいろ進んでいる感じがする。
GOogle Books もやってくる。GOogle は最近 evil になっているけど。
今が一番面白い。
5年にたったら答えがでてくるからつまらなくなる。
今の数年感が一番いろいろなことが決まっていく。
いま発表するのは楽しい。
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