12/31/2011

[&] little brother

今日はコリイ・ドクトロウの
[ リトル・ブラザー ]
を紹介します。



著者のコリイ・ドクトロウは、
カナダ出身で、現在イギリスで活躍中のSF作家。
夏にカナダで開催された SIGGRAPH でデジタル時代の著作権や、
デジタルな道具を操るアーティスト達がネット上で活躍することなどについて
示唆満載のキーノートスピーチを行った。



小説の方は、「今どき」という言葉がぴったりあうくらいの背景や環境。
w1n5t0n (winston) というコードネームで活躍する 17歳の凄腕ハッカーが
活躍する話。怖くてイライラさせられるけど、痛快なストーリー展開。

日本語翻訳版が出たのは 2011年だけど、原著が書かれたのは 2007年。
数年しか経っていないけど、その時に比べて
さらに現在のテクノロジーの進化の度合いに驚くばかりだ。
そして、逆に変わっていないものにも気づかされるのだ。