[&] redesign
今日は:
[ 暮しのリ・デザイン―生活で測り直す (1980年) ]
を紹介します。
先日、目黒区美術館で開催されていた(現在は終了)
DOMA秋岡芳夫展 モノへの思想と関係のデザイン から
いろいろなことに興味がわき、
秋岡芳夫氏の著作をいろいろと読み始めている。
この本もその一冊。
ほとんどのごはん茶碗が 105g 前後なこと。お椀は100gくらい。
コーヒーカップは 110g〜120g くらいが一番売れているとか。
その他にも箸、タバコ、カメラの重さなど、
普段手にするプロダクトの「重さ」に着目する。
人間は100グラム前後であれば、ものすごく正確に手で計れることとか。
普段、モノに対して見た目や使い方には注目するが、
重さに関しては意識的に注目していなかった気がする。
無意識下で、このコップは少し重いから使いにくいな....
....とか感じたりはしていたけれど。凄く奥が深い話だ。
薪 石油よさらばの村
山の篭 雑木山の炭焼じいさん
栗の木 ほんとにいい木だ
栃の木 巨木をパルプに砕くなんて
割箸 吉野で樽屋が儲からなくなると
板を創る阿呆 酒屋の大火でまた一人
打歯物 村の鍛冶屋が東京に
槍鉋 法隆寺の鉋がいまマンションで
職人太鼓 小浜の宗像さんの祭
合砥 床屋は砥石屋に通わなくなった
幻の石 但馬砥が見つかった
椀 第二の目で買いたい
パイプもそば猪口も みんな手頃な目方だ
包丁 重量のデザインがしてある
木の床と畳 なぜ日本人は玄関で靴を脱ぐ?
女の椅子 生活で測って創ろう
男の椅子 肘なしに限る
大学の食堂 あきらめ喰いはよくない
中古愛用 ライカシステムの耐用年数
風呂も新幹線も 繕って使い続けたいんだが
土間のある家 ぼくの家は工房住宅
木のクラフトマン 楽しんで鳩を作ってます
民芸 いま益子で風化している
裏作工芸 日本の工芸の四つの型
裏作工芸展を グループ モノ・モノの企て
週一日制がいい 画廊も道具図書館も
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