12/14/2011

[&] SIGGRAPH ASIA 2011 (day2)

SIGGRAPH ASIA 2日目の今日は人も集まり始めて、
盛り上がりつつある感じ。
だいたい 7000人、50ヶ国からの参加だそうです。

本日の内容からいくつか。

CIMG4551

●The Influence of Chinese Culture in Designing Kang Fu Panda 2
フルCG映画、カンフーパンダ2を作る際、
どれだけ中国文化を詳しく調べたのかを解説。
実際に旅行して、いろいろ体験しまくって、写真取りまくって。
それらの経験が映像作りに役立っている。
赤ちゃんパンダの集団の可愛さがすごい!

●Stereoscopy from XY to Z
NVIDIAの立体視映像制作に関するセッション。
とても網羅的でうまくまとまっているが、
カナダSIGGRAPHの時と同じ内容です。
資料は、以下のURLで。
http://developer.nvidia.com/siggraph-2011-stereoscopy-course

●Building Augmented Reality experiences using Layer Vison and Layer Player
オランダで主流の AR(拡張現実)ツール Layer のワークショップ的なもの



●Pixar Animation Studios "Pixar's RenderMan 2011 Roadmap"
1日に2回、3日連続で開催するというニーズの高いセッション。
RenderMan の歴史と、Pixar の新作短編の La Luna のメイキング。
実際にCG映像を作り始めるまでに、
ものすごい物量のスケッチや、クレイモデルを作っていることが伝わってくる。

●Lucasfilm Singapore - Successful Creative Collaboration across Time and Space
離れた場所で共同作業する際の、時間と場所を超えたコラボレーション手法について。
基本的には 2009年シンガポールの発表と似た内容。
時差は変えられないので、うまく活用することと、
データの共有/転送が課題なこととか。

●Stereoscopic Production Sessions
立体視に関するセッション。
Pixar の Day&Night のメイキングと、
中国の立体視作品 Legend of a Rabbit 3D のメイキング。
CRYENGINE を使った立体視ゲーム作品から。
あとアジアローカルの立体視映像などなど。

Day&Nightは、2D作品のように見えるが、全て三次元で
昼用、夜用の空間モデルを構築して、
鍵穴を覗き込んでいるような映像を作っている。
空間設計が素晴らしすぎます。