[&] Core App Quality Guidelines
Core App Quality Guidelineshttp://developer.android.com/distribute/googleplay/quality/core.htmlの
Creative Commons ライセンスに基づく日本語訳です。
十分に注意して翻訳しておりますが、正確な内容や詳細に関しては原文をご確認ください。
Core App Quality Guidelines
Quality Criteria
Testing
You Should Also Read
インストール、ユーザーの評価やレビュー、契約、及びユーザーの保持に関して、アプリの品質は直接的にあなたのアプリの長期的成功に影響を与えます。それらのアプリにお金を費やしてきた場合は尚更のこと Android ユーザーは、高品質のアプリを期待します。
このドキュメントは、中心となるアプリの品質基準及び関連するテストのコンパクトな組み合わせを通して、あなたのアプリの品質の基本的側面を評価するのに役立つものです。すべての Android アプリが、これらの基準を満たす必要があります。
あなたのアプリを公開する前に、多くのデバイス上でそれが上手く機能し、ナビゲーション及びデザインのためのAndroid基準を満たしているか確認してください。Google Play Store のプロモーション機会のための準備が確実かどうか、これらの基準に照らして、テストして下さい。実際のところ、あなたが実施するテストは、ここに記載されているものを凌駕して上手く行くことでしょう。このドキュメントの目的は、あなたのテスト計画に基本的な事柄を加えることができるように、基本的品質に必須の事柄を明記することです。
あなたのアプリがタブレット・デバイスをターゲットにしている場合には、タブレットの利用者に贅沢で説得力のある経験をもたらすことを確認して下さい。あなたのタブレット用アプリを最適化する方法に関する、お薦めの頃柄については Tablet App Quality Checklist を参照して下さい。
Visual Design and User Interaction
首尾一貫した、直感的なユーザー・エクスペリエンスのために、適切な場所で、あなたのアプリが標準的 Android ビジュアル・デザイン及びインタラクションパターンを提供することを、これらの基準は保証します。
Area | ID | Description | Tests |
---|---|---|---|
Standard design | UX-B1 | アプリは Android デザイン・ガイドライン に準拠しており、共通の UIパターンとアイコンを使用しています:
| CR-all |
Navigation | UX-N1 | アプリは標準システムである戻るボタン・ナビゲーションをサポートしますが、任意でオーダーメイドされた、画面上の”戻るボタン”プロンプトを使用はしません。 | CR-3 |
UX-N2 | 戻るボタンを使用して、すべてのダイアログを却下することができます。 | CR-3 | |
UX-N3 | 任意の時点でホームボタンを押すと、デバイスの [Home screen] に移動します。 | CR-1 | |
Notifications | UX-S1 | 通知(ノーティフィケーション) は、Androidデザイン・ガイドラインに準拠します。特に以下のとおりです:
| CR-11 |
UX-S2 | 通知(ノーティフィケーション)のみを使用するアプリ:
| CR-11 |
Related resources:
|
Functionality
これらの基準により、あなたのアプリが適切な水準のパーミッションで、確実に期待通りに機能が作動するようにします。
Area | ID | Description | Tests |
---|---|---|---|
Permissions | FN-P1 | アプリは、コア機能をサポートするために必要な最低限の絶対的水準のパーミッションしか要求しません。 | CR-11 |
FN-P2 | アプリは、コア機能に関連しない限り、秘密性の高いデータ([Contacts]や[the System Log]等)や、ユーザのメモリを消費するサービス(通話やSMS等)へアクセスするパーミッションを要求することはありません。 | ||
Install location | FN-L1 | アプリは、通常、SDカード(アプリがサポートしている場合)にインストールされたときに機能します。 ほとんどの大容量(10MB以上)のアプリについては、SDカードへのインストールをサポートすることをおすすめします。どの種類のアプリでSDカードへのインストールをサポートするべきかについての情報は、アプリ・インストールロケーション開発者向けガイド(App Install Location) をご覧ください。 | SD-1 |
Audio | FN-A1 | オーディオは、それがコアな特徴でない限り(例えば当該アプリが音楽プレイヤーである場合等)、スクリーンがオフのときには再生されません。 | CR-7 |
FN-A2 | オーディオは、それがコアな特徴でない限り、ロック・スクリーンの背面で再生されることはありません。 (play behind the lock screen) | CR-8 | |
FN-A3 | オーディオは、それがコアな特徴でない限り、ホーム・スクリーン上やその他のアプリの上で再生されることはありません。 | CR-1, CR-2 | |
FN-A4 | オーディオは、アプリが前面に戻ってきたときに再開、またはユーザに再生が一時停止の状態になっていることをお知らせします。 | CR-1, CR-8 | |
UI and Graphics | FN-U1 | アプリは、横画面と縦画面の両方をサポートします (可能な場合)。 画面方向を問わずほぼ同じ機能とアクションが表示され、機能的同等性を保ちます。コンテンツや表示の小さな変更は許容できます。 | CR-5 |
FN-U2 | アプリは両方の画面方向で全画面を用い、画面方向の変更に対応するためにレターボックス表示を用いることはありません。 画面ジオメトリの小さな多様性に対応するために若干のレターボックス表示を用いることは許容できます。 | CR-5 | |
FN-U3 | アプリは、描画問題を生じることなく、画面方向の素早い変更に適切に対応します。 | CR-5 | |
User/app state | FN-S1 | アプリは、そのサービスがアプリの中核的な機能に関連するものである場合を除き、アプリがバックグラウンドで実行中の場合は、いかなるサービスも動かし続けるべきではありません。 例えば、アプリは、通知(ノーティフィケーション)のためのネットワーク接続を維持するためや、Bluetooth接続を維持するため、あるいはGPSをオンにしたままにするためにサービスを動かし続けるべきではありません。 | CR-6 |
FN-S2 | アプリは、ユーザーやアプリの状態を適切に保存し、復旧します。 アプリは、フォアグラウンドから離れる際、ユーザーやアプリの状態を保存し、バック・ナビゲーションやその他の状態変更に伴う偶発的なデータ損失を防止します。フォアグラウンドに戻る際は、アプリは、編集可能なフィールドへの変更、ゲームの進行、メニュー、動画、およびアプリやゲームのその他のセクションといった、各種の保存した状態およびあらゆる重要な保留中のステートフル・トランザクションを復旧する必要があります。
| CR-1, CR-3, CR-5 |
Related resources:
|
Performance and Stability
高いユーザーレイティングを確保するには、アプリは、ターゲットとするあらゆるデバイス、フォームファクターやスクリーン上で、うまく機能しかつ優れた応答性を継続的に示す必要があります。こうした基準に従うことで、アプリは、ユーザーが期待する基本的なパフォーマンス、安定性、応答性を確実に提供します。
Area | ID | Description | Tests |
---|---|---|---|
Stability | PS-S1 | アプリは、どんなターゲットデバイス上でも、クラッシュしたり、強制終了したり、フリーズしたり、その他機能異常を示したりしません。 | CR-all, SD-1, HA-1 |
Performance | PS-P1 | アプリは迅速に起動するか、あるいは、起動に2秒以上かかる場合、ユーザーに画面上のフィードバック (進行状況のインジケーターか同様のキュー表示) を提供します。 | CR-all, SD-1 |
PS-P2 | StrictModeを有効にすると (以下の StrictMode Testing を参照してください)、アプリの実行中、どんなレッドフラッシュ (StrictMode からのパフォーマンス警告) も見えません。こうしたアプリの実行には、ゲームプレイ、アニメーションや UIトランジション、アプリのその他の部分が含まれます。 | PM-1 | |
Media | PS-M1 | アプリを普通に使用・ロードしている間、音楽と動画の再生はスムーズで、音が詰まったり、パチパチというノイズが載ったり、その他の歪みはありません。 | CR-all, SD-1, HA-1 |
Visual quality | PS-V1 | 目立つ歪み、ブレ、或いはピクセルのずれが無いか。アプリは正しく、グラフィクス、テキスト、画像、及びその他のUI要素を表示するか。
| CR-all |
PS-V2 | 間違いなく、アプリはテキストとテキストブロックを表示します。
|
Related resources:
|
Google Play
作成したアプリを Google Play でスムーズに販売するためには、まずアプリの評価を上げ、必ず下記内容に従ってストア内でのプロモーション準備を行ってください。
Area | ID | Description | Tests |
---|---|---|---|
Policies | GP-P1 | アプリは Google Play Developer Content Policy に記された規約を遵守するものとします。不適切な内容や他者の特許を侵害したもの、他者のブランドを侵害したもの等は認めません。 | GP-all |
GP-P2 | アプリの対象年齢は 特にデバイスの位置情報を使用する許可が必要なものは、対象を全年齢としないでください。 | GP-1 | |
App Details Page | GP-D1 | アプリの内容を判断することができるガイドラインに沿った画像を。
| GP-1, GP-2 |
GP-D2 | アプリのスクリーンショットおよび動画は非 Android デバイスを表示または参照していません。 | GP-1 | |
GP-D3 | アプリのスクリーンショットおよび動画は、あなたのアプリのコンテンツや経験を誤解を招く方法で示すものではありません。 | ||
User Support | GP-X1 | Google Play ページのレビュータブ内で一般ユーザーから報告されたバグは、再発の可能性があり、多くの異なるデバイス上で発生する場合があります。バグが特定の機種だけ起こるとしても、それらのデバイスが特に人気のある、または新しいものである場合は対処しなければなりません。 | GP-1 |
Related resources:
|
Setting Up a Test Environment
アプリの品質評価には、テストのために適切なハードウエアもしくはエミュレータ環境を準備してください。
重用視されるフォームファクタ(画面解像度などの物理的条件)、一般顧客が通常入手できるハード/ソフトの組み合わせを代表する、少数の実機を含めたテスト環境が理想的です。市場に出ているあらゆるデバイスでテストを行う必要はありません。代表的なものを少数検査すればよく、フォームファクタごとに1~2台で十分です。
実際のデバイスをテスト用に準備するのが難しい場合は、最も広く用いられているフォームファクタやハード/ソフトの組み合わせの代表的な設定の エミュレータ(AVDs) を準備してください。
さらに高度なテストを行うためには、追加のテスト環境としてデバイスやフォームファクタを追加したり、ハードとソフトの新しい組み合わせを試すこともできます。ほかにも、テストや品質基準の検査数や複雑さを高めてもよいでしょう。
Test Procedures
これらのテストの手順は、あなたのアプリの多種多様の品質問題を発見するのに役に立ちます。あなた独自のテストプランでテストを組み合わせたり、テストのグループを統合することができます。上記のセクションで、特定の分野が特定のテストに関連する参考資料をご覧ください。
Type | Test | Description |
---|---|---|
Core Suite | CR-0 | アプリのすべての箇所を操作します-すべての画面、ダイアログ、設定、およびすべてのユーザーフロー
|
CR-1 | アプリの各画面から、デバイスの[ホーム]キーを押して、[すべてのアプリ]画面からアプリを再起動します。 | |
CR-2 | アプリの各画面から、ご使用中の別のアプリに切り替えて、[最新]のアプリ切り替えを使用してアプリをテスト状態に戻します。 | |
CR-3 | アプリの各画面(およびダイアログ)から、[戻る]ボタンを押します。 | |
CR-5 | アプリの各画面から、デバイスをランドスケープ(横)とポートレート(縦)の方向に最低3回回転させます。 | |
CR-6 | テストアプリをバックグラウンドに送るために別のアプリに切り替えます。[設定]に行き、バックグラウンドにいる間テストアプリにサービスが実行されているかどうかを確認します。Android 4.0 およびそれ以降では、[アプリ]画面に行き[実行中]タブでアプリを見つけます。それ以前のバージョンでは、[アプリケーションの管理]を使用して実行中のサービスをチェックします。 | |
CR-7 | 電源ボタンを押してデバイスをスリープ状態にしてから、電源ボタンを再度押して画面を復帰させます。 | |
CR-8 | 電源ボタンを押したときにロックするようにデバイスを設定します。電源ボタンを押してデバイスをスリープ状態にしてから、電源ボタンを再度押して画面を復帰させ、デバイスのロックを解除します。 | |
CR-9 | キーボードを引き出すデバイスでは、キーボードを最低1回引き出したり入れたりします。キーボードドックがあるデバイスでは、キーボードドックにデバイスを取り付けます。 | |
CR-10 | 外部ディスプレイポートがあるデバイスでは、外部ディスプレイを差し込みます。 | |
CR-11 | ノーティフィケーション通知領域にアプリが表示できる全種類の通知を表示させて観察します。必要に応じて通知を展開し(Android 4.1 およびそれ以降) 、提供されたすべてのアクションをタップしてみます。 | |
CR-12 | [Settings > App Info] で、アプリより要求された許可を検討します。 | |
Install on SD Card | SD-1 | (アプリでサポートされている場合)本体のメモリや SD カード にインストールされたアプリのインストール先を移動させてみます。 SD カードにアプリを移動するには、[Settings > App Info > Move to SD Card]を使用します。 |
Hardware acceleration | HA-1 | ハードウェアアクセラレーションが有効になった状態で中心となる機能を繰り返します。 ハードウェアアクセラレーションを有効にするには(デバイスによってサポートされている場合)、アプリの一覧とリコンパイル時に |
Performance Monitoring | PM-1 | 以下のように StrictMode プロファイリングが有効になった状態で基本的な機能を繰り返します。ガベージコレクションのタイミングとそのユーザ体験への影響によく注意してください。 |
Google Play | GP-1 | あなたの開発者プロファイル、アプリの説明、スクリーンショット、特色グラフィック、マチュリティ設定、及びユーザのフィードバックを見るためには、Developer Console にサインインします。 |
GP-2 | あなたの特色グラフィックとスクリーンショットをダウンロードし、それを標的としているデバイス及びフォームファクター上のディスプレイのサイズに適合するよう縮小します。 | |
GP-3 | すべてのグラフィック資料、メディア、テキスト、コードライブラリ、及びその他のアプリや拡張ファイルダウンロードに格納された内容を見ます。 | |
Payments | GP-4 | あなたのアプリのすべての画面へナビゲートし、すべてのアプリ内購買を確認します。 |
Testing with StrictMode
パフォーマンスのテストのためには、あなたのアプリで StrictMode
を有効にし、パフォーマンス、ネットワーク接続、ファイルの読み込み/書き出し等に影響する可能性のあるメインスレッドやその他のスレッド上での作動を把握するために使用することをおすすめします。
StrictMode.ThreadPolicy.Builder
を使ってスレッドごとにモニタリング・ポリシーを設定し、detectAll()
を使って ThreadPolicy 内でサポートされた全てのモニタリングを有効にすることができます。 .
penaltyFlashScreen()
を使って ThreadPolicy のためのポリシー違反の visual notification が有効であることを確かめてください。
<< Home