10/17/2013

[&] Innovative City Forum * Tim Brown

Innovative City Forum #ICFTYO
「革新が描く未来の美学」
http://icf.academyhills.com/program.html

■Tim Brown(IDEO社長兼CEO)
http://www.ideo.com/people/tim-brown

デザインというのは、ヒーローでもあり、悪役でもあります。
歴史の中で語られてきました。
私たちの生活の中で能力を提供してきたともに、社会の周辺におしやったりもしました。
私がなぜデザインによって、21世紀が変わって行くのかを話していきます。
環境、状況によるものです。
デザインの定義は、Harbert Simon が定義したもので、
デザインは、既存の状況をより良くするものだ。
世界を良くするためにデザインするのです。
人間は数万年にかけてやってきました。
デザインのアプローチです。
数世紀にわたって単一のことで、エリート集団がやることだと思われてきました。
何らかの形で将来のビジョンを作る事で、ビジョンを存在されるということが言われてきました。
シンプルな状況ではうまくいきました。
街の広場、この状況ではビジョンが成り立ち、実現していくことができます。
何年にもわたって、この場合は 100年以上続く広場になってきます。
より複雑なもの、都市の場合は、必ずしも機能しません。
都市をこうしたいというデザインアプローチは失敗してしまいます。
大規模なものは、あまりにも複雑だからです。
そして、もっと21世紀になってわかったのは、
システムが大規模で複雑である。社会のシステムも、変動性、
複雑であるとともに、非常に早く変化しています。

ニュートン的な変化と呼びます。
私たちは、非常にシンプルなシステムが予測できれば、将来が予測できます。
ニュートンの法則は機能しました。
複雑になると機能しません。
すべてが予測されるのではなく、進化するもの、変化するものとかんがえなければいけません。
ダーウィンの進化論的なものです。

二つデザインの活動があります。
ブループリント、青写真は、ニュートン的なものです。
デザインの決断をフリーズしてしまうものです。
一方、ソフトウェアのコードは変化するもので、結果が定義されるものではありません。
考え方が変わってきました。

一つ重要な考え方の変化は、
デザインはエリートが行うものでは無いということです。
プロだけではなく、全ての文化に組み込まれているものです。
才能のあるデザイナーはいますが、
デザインのツールは皆に提供しなければいけない。
使っていかなれば、人生はうまくいかないのです。



DESIGN THINKING

思考のスキルなどを生活の中で使っています。
クリスアンダーソンが、
「皆がデザイナーにならざるを得ない、であれば、上達しなければいけない」
デザインするだけでなく、他の人にもおしえなければいけない。

そのやり方も変わってきています。
「教える」ということ、かつては師匠がいて、弟子がいましたが、
新しい技術で新しい教え方があります。

https://www.ideo.org/
IDEO.org Human Centerd Design
全部遠隔で参画しました。
デザイン思考をどうやっていくのか、社会にどう定着させるのか?
進化論的アプローチは、いろいろでてきています。
社会のなかでどうやりとりしていくのか



Future Perfect という本で書かれています。
共有型の経済になってきています。
社会の中で、一人の人が生産者でもあり、消費者でもある、
レンタルカービジネス WHipcar の例です。
近所の人の車を借りるサービスです。
レンタカーの新たな形がでてきています。

コミュニケーションの形、ネットワークが変わってきています。
中心的な、少しだけ分散して、力が集中しているネットワークでした。
現在は伽藍型とよばれ、全てが他の要素とつながる余地があり、
あたらしい可能性が生まれており、

http://www.pinterest.com/
Pinterest
デザインのやり方も新しい例がでてきています。
デザイナースキルを使って、インスピレーションを与える、
視覚的なインスピレーションが誰でもえられます。

http://www.kickstarter.com/
Kickstarter 伝統的な銀行にたよることなく、
それぞれのクリエイティブな人が大きな資金を集まられるようになり、
直接大企業と対決できるようになっている。

http://www.etsy.com/
Etsy クリエイティブな生産物を売り、配布できるもの、
世界全体を相手に、作ったものを売ることができます。

http://codeforamerica.org/
Code for America
オープンデータにアクセスでき、社会の中でどうインタラクション
できるのか、政府のあり方がオープンデザインプラットフォームになるのです。

http://www.openideo.com/
OPENIDEO は
世界中のデザイナーがデザインチャレンジに参加しています。
いろいろな洞察力をもった人たちが、さまざまな違うところに
かかわるようにnあってきています。

ものの作りかたもかわってきています。
3Dプリンタも良い例でしょう。

20世紀はデザインと生産は切り離されていました。
それが今では、設計、デザインと物の造りが密に、
おおしろいソリューションが展開し、社会に戻ってきます。

http://localmotors.com/
メーカーも変わってきています。
Local Motors はクラウドで車を開発しています。
地元の小さな企業が参加しています。車工場など。

設計、デザインが、都市の進化と同じようになっています。
都市インフラあるいは、都市のプランニングにいかにデザインが関わっていくのか?
西海岸ではじまったPlace Making という、都市計画を自分たちのものとして、
ローカルコミュニティで価値のあるものになっていく。
新しい、都市のファブリックが生まれていて、計画的にではなく自然発生的にです。

ボトムアップ、生物学的、進化論的なものに変わっていて、
経済が 200年の間に変わってきたのに似ています。
マスメディアによって消費者経済がやってきました。
デザインのツール、ネットワークが広がっているのです。

Paul Saffo の言ってきたようにクリエータ経済がやってきます。