[&] frog design - UX/UI Conference Tokyo
UX/UI Conference Tokyo ( #on_lab & docomo ventures )
http://uxuitokyo.peatix.com/
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http://www.frogdesign.com/
frog design(上海)General Manager Steve Boswell
frog design(上海)Creative Director Alvaro Marquez
私たちがセンシングの技術をどうりようしているか説明します。
frog をご存知で無い方ののために、
世界のプロダクトデザイン、世界のトップ 600社のデザイナー、技術者が
揃っていて、米国各所、本部はミュンヘンにオフィスがあります。
アジアにはシンガポール、上海にオフィスがあります。
1969年のドイツでの写真です。
創立メンバーです。テレビや HiFi システムや、
その他のもの、バスタブもありますね。
デザインで世界をかえることができたと考えています。
その頃からだいぶ世界はかわりましたが、
人間の経験は変わりません。人間にとっての経験が中核にあります。
最初のころ、デザイナーというものは機能の効率性、
問題の解決を表現していました。ラムズや、
フォームは機能に追従するものでした。
トースターなら、トースターの形をしていて、
外見を見るだけで解るようなものでした。
経済はどんどん復興していき、社会的な環境も変わりました。
人間は月面着率した。
私たちは人々に笑顔をもたらしたかった。
スリンガーのやったテレビ。
60年代、プラスチックで取り組みはじめました。
当時は革命的でした。
テレビを木の箱から解放しました。
私の子供の頃は、部屋の半分を占める木のケースでした。
彼の取り組みはスティーブジョブスだけでなく
日本の企業の目にもとまりました。
トリニトロンや初期のウォークマンなど。
感情に追従するものであるべき。
単なるテレビではなく、テレビを買う。
思い入れのあるもの。
デザインの重要性が高まりました。
デザインはビジネスによって強力なツールです。
これらは後に Macintosh につながったプロトタイプです。
モニターの形をみてください。
自己完結型のマシンです。美しいソリューションを提供しました。
フォームは感情に追従するというもの。
YAMAHAのオートバイのデザインです。
非常に強いキャラクターがあることがわかります。
デザインスタジオの手を離れると、
そのアイデンティティーは製品の寿命が続くまで、続くのです。
今日成長し、ユーザーが一緒に歩んで発展していくもの。
ウェアラブルデバイスであろうと、モバイルであろうと、
目に見えないところが重要。
ジェスチャーやセンサー、ネットワークが
プロダクトを決めるのです。
ある事例を紹介します。
モバイル端末です。
小型化が最大の使命、命題でありました。
そこで、一定のサイズまで小さくできました。
電話に様々な機能を加えました。
それにさらなるサービスが加えられました。
電話というエコシステムなのです。
6歳の子供が居るのですが、ある絵を書きました。
小さな四角を描きました。
彼女が描く電話は■で、
電話の概念は大きくかわってきました。
なぜエコシステムが重要なのか?
iPod の物理的な形はご存知ですよね?
さまざまなデザインと複雑なエコシステムを想定したものなんです。
そのようなエコシステムをもってデザインすることが重要です。
パートナーシップ、音楽ライブラリ、デバイスハンドリング
アクセサリーも。物理的なものからどんどん拡大していきました。
デザインの可能性が変わりました。
デザイン学校で学んだものとが違います。
実際のマーケットで学ばなければいけません。
企業は戦略を持ち、リサーチする人がいて、
さまざまな要件を設定する。これらがデザインチームに渡される。
それがエンジニアリングチームに渡される。
こうすると何が起こるかというと、失敗する可能性があるのです。
プロセスの間にギャップが生まれるのです。
したがって優秀な企業はギャップを埋めようとしています。
引き渡し方をかえたり、継続的な改善をしていきます。
それだけでは不十分です。それでもまだ断絶ポイントがあります。
そして、一部の企業はそれに対応しようとして、プロセスを
重ねようとしています。
デザインチームとデリバリーチームが一貫して取り組みます。
シンガポールの銀行のデジタルの通過を携帯電話で扱う P2P のペイメントを
するものです。
ビジュアルデザイン、デザインリサーチャーなど、
6週間まとめて、仕事しました。
1日目は紙のプロトタイプで、
HTML5 でプロトを作って、継続的な改善のプロセスが続きました。
6週間でユーザーテストもやりました。
画期的だと思います。繰り返し改善していくことは
非常に重要な取り組みです。
もともと工芸の世界ではやられていたことです。
アイデアを反映したり試行錯誤したり、
プロダクトの表象、完成物を想定して作り、
デザインにおいても同じように反映できます。
早くからインタラクションすることが重要です。
成長戦略というのは、研究者、戦略サイド、ビジネスサイドの人にとって
ユーザーにインパクトのあるものを考えます。
エコシステムの一つをデザインしていたとしても、全体を考えないといけません。
43年間やりつづけた、中核の部分です。
デザイン技術がきわめて重要です。
ハードコアなエンニアリングの技術と、デザインの能力があり、
何ができるのかというのを、考え、プロダクトにしていきます。
このプロダクトセッションはエンジニアで、
機械工学のスペックに変えていき、全てのプロジェクトは
四つの分野にフォーカスしてますが、横断的に全てをカバーしています。
先進技術の話しをします。
アイデアをどう活用するのか?
frog で仕事をする場合は、秘密保持しなければいけませんが、
マーケットに出てくるまで待たなければいけません。
それでも内部で取り組んできたものを紹介します。
技術がプロジェクトの最終目標ではありあせん。
戦略デザイナーはノートを撮り、メモをとり、それがすぐにプロトタイプになっていきます。
エンジニアはその場でコードを書いています。
ミーティングをする歳は、わたして動くものを提供しなければいけません。
スライドをいくら用意しても不十分です。
手に取ってもらって遊んでもらうことによって説得できます。
それが flash のダミーではなく、実際のコードで書かれていることが重要です。
実現可能なものであることが実証できます。
メトロカードと、ドアの鍵です。
この仕組みを簡素化しようと考えました。
無線タグとセンサーを検討しました。
3Dプリンターを活用し、指輪の中に
美しいだけでなく機能的なアクセサリーを作りました。
決して忘れることが無いものです。
簡単なセンサーを衣服につけることによって、
スマートファブリックになります。
洗濯が必要なのか解る服になります。
小売業者にとっても、メーカーによっても重要になります。
販売したあとも、どう衣服が着られているのか、
ライフサイクルを追跡できるようになるのです。
これは機械で塗ったののです。
センサーを活用するということですが、
それは測定することだけではありません。
センサー技術で重要なのは
データで何ができるのか理解し、フィードバックすることです。
現時点において、センサーはどこにでもあります。
安く手に入ります。本当に1セント以下のセンサーによって
世界を帰ることができます。
上海は素晴らしい都市です。
中国の問題は大気汚染です。
理解することが重要です。
情報源は二つです。アメリカ大使館が提供する情報と、
中国が提供する情報です。情報にバイアスがあります。
おそらくその間くらいが適当な情報かと思います。
常に 3rd party の情報に頼らないといけないという状態です。
大きな問題です。
情報源を見ると、政治的な色彩があります。
毎週月曜日、大理石ではなく、週末蓄積した粉末です。
オフィスにセンサーを取り付けました。
モニターと粒子のレベルを外と中で測定しています。
Webアプリケーションで、携帯電話でもアクセスできます。
アプリも導入しています。
汚染が悪い日はマスクを付けています。
マスクにセンサーを入れて、リアルタイムに汚染度が解れば
どうなるのだろう?
ユーザー主導のデータが取得でき、アプリも作りました。
街のデータがクラウドで集められます。
屋外に出るかどうか? 汚染度が低いルートを選び
意識の高い行動ができるようになるのです。
汚染度のホットスポットを測定することができ、
火力発電所の近くが悪いのか車の排気ガスなのかがわかります。
コストが高いものではありません。
オープンネットワークベースの UIです。
いろんなセンサーがあって、プラグインできます。
インタフェースを提供するものです。
簡単に読み取ることができ、データを受け渡すことができます。
データを解釈する必要もありません。
特定のソフトに依存することもありません。
DIY やハッカーコミュニティーにとっては良いものです。
センサーを解決のための手段にも使えます。
アメリカは常に長距離運転します。
家の鍵や、忘れ物など、RFID と小型センサーで
どこに何があるのか解るものです。
忘れ物がどこにあるのか?
非常にシンプルな事例ですが、小さな共通な問題が
センサーで関係することができます。
どんな小さなアイデアでも実行が可能です。
ここでは皮膚の反応、心拍を測ることができ、
そうしますと、手袋的なものをはめると、
ストレスを感じているのか把握するものです。
自転車にのっている人たちを測りました。
この手袋を、ソフトを開発し、
フラストレーションを測ることができ、
対話せずとも、対話だとバイアスがかかります。
適当な答えしかしてもらえませんが、全自動で測る、測定することで
間違えようのない結果がわかりません。
それでよりよいプロダクトの開発が可能になります。
センサーや皮膚に取り付けるなどハード中心かと思われるかもしれまん。
ソフトの事柄もやっています。
1年間やったプロジェクト、シンガポールの銀行のプロジェクト。
従来型の銀行は損なわれつつあり、イノベーションを助けて欲しいを言われました。
プロダクトはユーザーとともに進化するものです。
実はコンテンツ、ソリューション、プロダクトがユーザーの行動で
どんどん変わっていくものです。
ユーザーの行動を把握することで、
実際にお客様向けにカスタム化したもの、
常に変わらないものではなく、
何千ものページがあっても、皆に価値があるものではなく、
1ページしかないが、皆に意義のあるものにならないか?
ログインしているのか? だけでも様々なカスタマイズが可能。
しかも、余分な手間はかけたくない、
自然発生的にできるものでなければいけない。
六つのマーケット向けのもので、
多様なマーケット向けのものでした。
地域を横断できるデザインにはできないだろうか?
新規顧客に気に入られるものにならないだろうか?
その結果、2ケタ成長を遂げています。
このようなインサイトが重要なのです。
センサー技術をデザインに活用するのです。
ひとりひとりに応える Web デザインを作りましょうというものです。
Q. なにかデザインプロセスをお持ちですか?6週間?ブレインストーミングしますか?
A. 両方のやり方があります。方法論はありあります。まずユーザーを理解することが重要です。
彼らが住んでいる環境を理解しながら。センサー技術も活用します。
くりかえし改善のサイクルをやっています。魔法の方法論があるわけではありません。
我々には短期間で改善できることが重要です。
チームの質だけでなく、広範囲の人材をかかえています。
毎年 100ぐらいのプロジェクトをかかえています。それによってインサイトが向上しているのです。
Q. ユーザーの意見はどれくらいききますか?
A. 仮説を確認するために聞くことはありません。プロダクトの振る舞いの確認をすることはありません。
お客様からアイデアを求める、それは別の問題です。その段階は明確で、
クライアントの多くは何が必要なのか解っています。
一つ目のケースは研究開発のチームが技術に関して特許を持っていて、価値があることはわかっていても、
ユーザーにとって何の役に立つのかわからないもの。
もう一つのケースはプロダクトに関してオポチュニティがあっても、技術的な能力がなくて手伝い場合もあります。
ただプロダクトが売りたいだけであれば、意見を聞かないかもしれませんが、
人間の体験を重視していて、デバイスを売るだけでなく、応えられていない問題にどう応えるか。
Apple はユーザーリサーチをしないと言われていますが、実際はやっています。
スティーブジョブスはノーマルではなく、スーパーパワーユーザーです。
その上ジョブズは経営のトップでもあり、ビジョンを持っている例は少なく、例外です。基本ではありません。
多くの企業にはジョブズが居ないので frog が手伝っているのです。
Q. シンガポールで6週間のプロダクト、ユーザーテストをしたそうですが、ユーザーを選ぶ基準やインタビューの方法は?
A. これは非常に特定のプロジェクトの話しです。どういったことかというと、
シンガポールで、特性のユーザー、高齢者、中高年以上がターゲットだったので、
銀行から見れば、若者世代をどうやったら銀行に惹き付けられるかという、ターゲットをしぼったものでした。
Q. クライアント企業向けではなく、自分たちのプロジェクト、問題解決ではないプロジェクトはありますか?
A. 先ほどのマスクは自分たちのために作ったものです。問題があり、大気汚染に対するためのデバイスを
作りたいと思いました。デザイン用のツールを作るのはよくやっています。
調査の時にクラウドソースで、写真を集めることをします。違ったアプローチをして、
本来であれば、できないようなことができます。
frog のデザイナーは問題解決に注力しています。
リングを開発した人は、自分のために開発しました。多くの小さなアイデアから、素晴らしい大きなアイデアに
なることがあります。スタジオでは無人機の攻撃を懸念しています。
他の使い方が無いか、録画し、洞察が得られないかどうか、活用を検討しています。
中国では問題になるかもしれませんが、いろいろ試しています。
タップインカードで、音楽のプレイリストが手に入り、音楽ビデオが常に流れるものを作っています。
知人が今日スタジオにいるのかどうかわかる、ものなどを作っています。
Q. 日本でインタラクションデザインをしていますが、frog デザインの人が何をやっているのか知りたいです。
A. インタラクションデザイナーは、ソフト、オンスクリンーンのプロトを作っています。
メンタルドライブが何なのか?スクリーンの上で何をデザインするのか判断します。
あるページを表示しなければいけない。いろんなテキストがあり、長文を表示しなければいけない場合、
スクロールなのか、スワイプなのか、ページめくりなのかインタラクションデザイナーが考えます。
アプリケーションモデルが設定され、ストラクチャーが判明すると、テクノロジスト、ビジュアリストが関わります。
本来入れるべきコンテンツ、ストーリー展開が明確なものでなければいけません。
ボタンを押すと何がおこるのか?
イラストレーラーから、HTMLまで様々なツールを活用します。
リサーチもやります。現場と一緒にやっていきます。テストも検証もやります。
一般的には役割が多くなってきています。いままではエンジニアがやってきたことも、
スマートフォンがでてきたことで、デザイナーがソフトウェアの確定により大きな役目を果たすようになってきました。
インタラクションデザインを越えるものは、音声、センサー、さまざまな型にハマらないプロジェクトも
インタラクションデザイナーはそれらのプロジェクトにも活躍するのが役目です。
Q. プロダクトを継続するかどうかはどう判断しているのでしょうか?方向性について。どのように合意形成しているのか?
A. 理想的な世界においては、デザイナーだけでいいのだが、実際はクライアント次第です。
クライアントに実際に体験していただいて、発言してもらいます。プロダクトで不十分とクライアントが
判断した場合、すばらしいものでは無い場合でも。デザイナーでは極限を追求したいと思って、
境界を越えていきたいのですが、クライアントは保守的です。クライアントが出来るかいぎりプッシュしますが、
会話が必要です。データを持って会話をすることが必要です。
Q. 他と比較されたりしますか?
A. 競合分析をしています。プロジェクトの一貫として、オボチュニティー、ストレジストなどに
業界において、状況を確認します。それを参考します。潜在的なマーケットの大きさを調べたり。
常に比較検討しています。ビジネスモデルに関しても同様です。