2/01/2014

[&] Super Flying Tokyo 2014 * Jussi Ängeslevä

Super Flying Tokyo - Jussi Ängeslevä
Aura of the digitally fabricated

デジタルで製造されたものについて。
いくつかポイントを話していきたいことがあって、
なによりアナログな中にあるデジタルについて。
フィンランド出身で、ここ数年ベルリンに住んで働いています。
大学で教えているのと、デザインチームを率いています。
80年代後半くらいから、あるんですが、ここ 10年活動をすすめています。

ART+COM は、コンピュータコミュニケーション、
サイエンティスト、ハッカー、映像制作者などが、協力して、
インタラクティビティの新しい可能性を探っています。
今も、当然ながらスクリーんメディアが媒介となって
機能していますが、デジタルとアナログをどう合体させるか?
コンテンツが非常に重要です。
どうやってコンテンツが落とし込めるか。
LEDディスプレイ, 建築物のようなものもあります。

こういったフォーマットは、コンテンツとその物理的な空間とに
わかれます。ここ近年、こういう物理的な制御、
物体をデジタル制御するものが増えてきています。
我々が、BMWの美術館、2008年に作ったものなのですが、
これはミュージアムですが、
ここれでの課題は、デザインプロセスをどうメタファー的な
表現をするのか?
物理的なスケッチを表現しました



どんなストーリーを語れるか?
こういうプロトタイプを作って、どうやって
媒介を発展されられるのかと、
バーチャルなプロトタイプと、物理的なプロトタイプを
シミュレーションをかけながらやりました。
こういうプロトタイプを作るというのは、
メディアが何なのか、媒体が何なのかを理解してくれます。
テクノロジーだけではなく、
テクノロジーを一つの表現として表します。

こういうクライアントと仕事をする時、
ありがちなのは、予算はあるが、時間が無いということです。
オープニングの日に間に合わせるのがとても難しい。
プロトタイプを作り、長期的に組めれば、
ニュアンスを細かいところまで作り込める。
一般公開されて、イミテーションと良いてよいのか、
オマージュ的なものが、世界中でみられましたが、
何かが不足しているのです。

僕は自分をデザイナーだと考えていて、
マテリアルをどうデザインするかに時間をかけている。
ソフトウェアにバグがあったとします。
コンピュータではUNDO とタイプしますが、
物理的なプロトタイプだと、壊れてしまったり、ややこしいことになります。

これはオープニングまで数週間の失敗でしたが、
結局うまくいきました。自信を付けました。

ドイツ銀行から依頼をいけて、動的な彫刻を作る、
メカニカルポジションコントロールをどう活用するか?
ロゴをどう具現化するか。
ライティングとか、影もあります。
実際に稼働するまえに、
ソフトウェアシミュレーション、バーチャルな世界で
同じ世界を作るのですが。
投影されたアニメーションの方がはるかに具現性があります。

それでは、BMWの仕事でコツを得たと。
ドイツ銀行はさらに複雑でした。
振動を避けなければならないなど。すこしやり過ぎたかと考えました。
プロジェクションマッピングもあったので、かなり複雑でした。
ハードウェアをオープニング数週前にヒモを付け直すとかいう作業がなくてよかったです。

ドイツ銀行の壁、鏡を正面から見ると、顔を模様が見えます。
多面性がある、多面的な特長を活かしてある。
エントランスから入るとイメージが浮かび上がる。
デザインした後、全て固定されています。
自分だけが動いています。すなわち、言い合いことは、
あれが動いて、これが動いてと心配する必要がありません。
アナログな鏡と、デジタルとをこのクライアントでは体験することができました。

進化する考えは、いろんなプロジェクトで提供することができます。
これは一つの方法です。
私たちのやり方は、それぞれのプロジェクトに依存しない発見があり、
時間が重要になってきます。

ミニマリズムからインスピレーションを受けます。
ここではドイツの薬品会社から、チャレンジを表現してくれないかという依頼を
受けました。
そして、光と鏡を扱ってきた私たちは、非常にコミュニケーションの基本的なやり方を
反映しようと考えました。
かがみ義手に持たせて、モーターで動きます。
物理的なイメージを越えた作品ができます。
この手を並べて正しい位置に調整すると、反射した光が漢字を表現します。
こういった動く文字を一瞬で造り上げる、
物理的な複雑なものの組み合わせで、一つの文字を作る。
多くの人に見ていただけるだけで、10秒伝えることができる。

汎用的なものではなく、特殊なテクノロジーでした。
これまでの作品を結集させたものが、この作品です。
韓国の河川に関するおおきなプロジェクトです。
サイトにあった川に関する委託をされ、光と反射のプロジェクトをやってきましたので、
水の反射を使うことにしました。
いろいろなプロトタイプを作っていきました。
アイデアとしてはシンプルなものでした。
反射するオブジェクトの反射をとおして、ある一つの形を作る、
光線を読める絵にすると、コンピューター上ではうまくいくんじゃないかというところから
始めて、どうやったら物理的な作品になるのか。

心理的に水といったクオリティをみたしていないものが出来てしまい、
有機的な表面をつくり、どうやったら、できるか、シルバーコーティングを施しました。
心理的にも私たちが思っているようなものができました。
和が広がって反射する、それを制御しているわけです。
こういった様々な光が動きますと、空間の中で、3Dのこの宇宙のようなものが出来上がります。
3Dのエンジンのような役割を果たします。
この RIVER という作品ですが、考え方としては、
映し出されて、ビジターの人は、映し出されたものから意味を読み取り、
彫刻的な作品でもあります。
意味とメディアを分離させることのできない作品となっています。
映像として残しました。
こういったインスタレーションから、一つのストーリー、ナラティブ、
空間の中の構成要素を見てとることができます。
商業クライアントのためのデザインでした。物理的な商業的なストーリーに合わせたものでした。

いろいろなプロトタイプを作り、自分たちの考えを反映したいと思いました。
ギャラリーに展示で、ひとつのイベント、
何年もかけて作ったプロトタイプ、我々のプロトタイプをパフォーマンスとして作ったわけです。
非常に協力、パワフルな時間となりました。
クライアントのためのクオリティではなく、内在的なクオリティを表した作品となっているからです。

プロジェションマッピングは使わず、光だけで演出しています。
私にとってこれは、こういった作品を見て、我々の作品と、コンテキストのためにつくったのですが、
後でプレゼンテーションすると、
作品のクオリティを確かめる良い機会になりました。
MADE-BLOG.COM

デジタルに製造されたものが、はらむオーラということであれば、
どう使っていくのか、
コンピュータ、バーチャルワールドを作って、
彫刻的な作品にして、現実の空間とインタラクションさせる。
これを小さなレベルに落とし込んで考えたいと思います。
予算も大きなプロジェクトでしたが、学生と組んでやっているプロジェクトも紹介します。
どやってデジタル制作の中に持ち込めるのか?ということを問いかけています。
7年前に始まった、小さなラボでやっていたことが、
3Dプリンタがあり、昔は、実験室しかできなかったことが誰でもできるようになったが、
それがどういった意味を持つことになったのか、
デザイナーとアーティスト、

VALERIAN BLOS という
工芸品がデジタルクラフトと、手の作品が出逢う。
クオリティが大事です。作品として作っていく、最終的なオブジェクトとして。
硝子をカスタマイズして、作ります。
自動的にコップの上にはめ込める花瓶。
デザイナーがデザインして意味をもたらしたもの。

BEYOND REPAIR
これは物を修理できるもの、アンプのノブが無くなったら、
他のものと似たものを目指すよりも、全然違うものを作ってしまっていい。
大胆にデザインしてしまうのも良いでしょう。

デジタルアイデンティティーをどうやって守るか?
パスワードの動きを作り。
そのネジを回せる、唯一の道具が用意できる。

デザイナーがそういった設計やデザインをするのですが、
最終的な大衆によってカスタマイズされるもの。
3Dでテーブルに刻みこんでいるのですが、
触ってボコボコ感じることのできる地図テーブルです。
これはベルリンですが、
どこでも良いのですが、
デザイナーが決めるのではなく、ユーザーが決めるものですよね。
無駄なレイヤーをなくして、20分とか、短い時間で制作して、
効率的にユーザーに役立つものを作ります。

もっと小さなものでいきますと、リングです。
パターンをメタル加工した指輪を作り、正しい方向から見ると
時間が見ることができます。
例えば文字とか数字とか、出せるようになります。
これもオーダーかけた人にとっては有意義なものになります。

まったく別々のデジタルの関係性についてお話ししてきました。
ものを直したり、物を作ったり、さらにデザイナーとエンドユーザーとの
関係性を作ることのできる次代になりました。
デジタルは常に予測不可能なことも起きる。物理的なことだけではなく、
バーチャルレイヤーでインタフェースが実現できることで、
シンガポール空港の例。下にセーフティーネットを引かなければいけなかったので
残念でした。
セイフティーネットに登る人がでてきました。完全に予測不可能なことです。

@jangesle