[&] ZEP NIGHT - Satoshi Nakajima
ZEP NIGHT - Satoshi Nakajima
中島聡さんが、ZEPPELIN の CTO に就任!
元マイクロソフト、Life is beautifulブログで「UXは、おもてなし」論を展開した、
@snakajima さんが、ZEPPELIN にジョインし、2つのプロダクトを推し進めることを発表!
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■ZEPPELIN 鳥越康平:JERVIS計画の紹介
WE CREATE BEAUTIFUL WORLDS
美しさとは何だ?
姿形の美しさは当然のことながら、内面の美しさ
世界にいる皆が、美しいとは何か?と考えられるようにするのがビジョン。
アメーバから、魚になって、猿になって、人類になって、スマホに夢中になっている。
スマートフォンとても便利だし、豊かにしてくれていますが、
弊害、生活を悪い方向に向けていることは無いのだろうか?
家に居るのにカップルそれぞれがスマートフォンに向かっている。
なんで画面に向き合うのか?
家族の食卓でも、バラバラのことをしている。
スマホがある。便利にはなった。
こんなことって違うのではないか?と。
参加者:うちの家族も。同時にいる時間なのに..... 一方、仕事で外に居て、
コミュニケーションを取り続けることができる。話しの仕方がわからなくて、
手っ取り早く、スマホに逃げてしまう気がする。
スマホとかPCに向き合えば、済んでしまうのです。
参加者:会話しているときの、集中力がなくなっている。
仕事しながらでも、かなりの頻度でスマホを見たり。
じっくり考える機会がなくなってきた。
分散するのがイヤ。
食事の時にスマホをみられたら、自分はなんなんだと。
参加者:知らない単語とか、知らない話しがあれば、スマホですぐ調べる。
しらなければ、それって何だろうか?と話すのに、
あっさり答えがでてつまらない。
参加者:ゲームに夢中になったり。全部受け身で得られる快感で、
脳が楽をしているのかな。会話は考えたり、脳が疲れる。
楽しようかな〜と思っている。
スマホは便利なのだが、2000年、人類文化が生きてきて、
なんかすこし、楽や便利に向きすぎている。
そういった現状を私たち ZEPPERINは、変えたい!と思っていて、
開発しているものがあって、
それが JARVIS です。
電話の再発明ができないかと考えています。
もともとコードがついている電話でモシモシしていた。
スマートフォンで、どこでも話せるようになった。
なぜか人が下を向いて、スマホに集中しすぎているのを変えたいと思っているのが JARVISです。
写真を撮影して、誰かと共有する。スマホで同じことをすると
画面に集中して皆さんと全く顔をあわせません。
ハードウェアは、日本でも著名な方と作ろうとしています。
9/1 にキックスターターに出そうとしていて、2個セットで販売します。
一個は自分、一個は大切な人に。
簡単な所作で使えるようにしたいとおもっています。
仕事から疲れて帰ってきて、「ただいま帰ったよ」と話すと、
空いてのJARVISに届くとか。「おかえり」とメッセージを送ったり。
もちろんボイスを送ったり、
みたいなものを作っていて、
全く今の PC やスマートフォン、操作しなければインターフェースから、
もっとオーガニックなインタフェースに飛び出そうとしています。
JARVISがあると、どうなりそう?
参加者:相手がその時間、そこに居ないといけないものか。
時間差があるなかで、うまくいくのか.....
同居していても時間がずれている同居人とのコミュニケーション?
参加者:大事な人ということであれば、仕事の相手も大事。
遠くの仕事の相手?
原理的には、スマホの Bluetooth で、誰でも呼び出せるようにする。
で、私がちょっと、こんなことが出来ればと思っていることは、
ZEPPERINのブログを開設しました。
開発日誌を書き込みます。ご意見をいただければ。....
■中島聡「スマートフォンの先にあるもの」
中島さんが、ZEPPELINの CTO に就任することが発表されました!
Q. なぜZEPPELINに入ったか?
取り戻したいものがあって、UXということば、直訳するとユーザー体験ですが、
ユーザー体験といっても何も通じない。
いろんなことを話している間に、日本語にすると UX は「おもてなし」じゃないかと。
ユーザーエクスペリアンスはおもてなし、とブログで書いて、話題になった。
東京オリンピックに「おもてなし」をすっかり奪われてしまって、
それを取り戻そう!として、ZEPPERINに入りました。
エンジニアですが、技術的になんだというのは裏方の話しではなく
ユーザーがどう受け取るか、消費者にとって価値が、
生活が変わるかということに興味があります。
この場としては、非常に、単にテクノロジーではできないことを
もっと UXの部分に心を込めて変えていくという場として、
ZEPPELIN には面白いメンバーが揃っているなと。
CTO としての仕事は真面目にやる気が無いというか、
実際にモノが作りたい。
ちょうど二つ、一つは鳥越さんが言い出したもので、
一つは JERVIS 最初なかなかわかりにくかった。
鳥越さんはわりと遠い未来の話しを言うので。
流したビデオは明日の話しではなく、明日のものを作るとき、
10年後のことを考えてつくる、手元をみて、
このスマホをどうしよう、テレビをどうしようと考えると
近視眼的に考えるのではなくて、
10年後を考えて、向こうに近づこうと考える。
目に見える形で出しているのがうれしい。
もうちょっと違った路線でいうと、
ひとつは JERVIS で、なんといったらいいんだろう?
人とネット、人とテクノロジーの関わりをかえていく。
UXを違う次元までもっていく。UI が消えてしまうくらいのもの。
普通の遊園地とディズニーランドの違いは何?
待っている時間からわくわくする、乗り物に載っていない時に、
ポップコーンを食べている時にもディズニーランドにきてよかったなと思わせる。
それはちょっと次元が違って、
ゴミがおちていな、嫌な匂いがしない、携帯電話の鉄塔が見えないとか。
電線、電柱とかが見えない。
ディズニーランドが今の場所にある理由は、鉄塔とか電線とかを見せたくないから。
それくらいこだわっていることが、テクノロジーの世界にきたらどうなるだろう?
何かのものすごく良くなってきて、JERVIS にふれて育った子供達が、
スマホ時代をしらないくらいのところに持っていきたい。
ビーモブいうもので、これはテレビを変えようというもの。
家電メーカーの方と、テレビの方とよく会うのですが、
テレビを見なくなっている。テレビのUIが悪いから、なんとかして欲しい。
スマホとか使ってなんとかできませんかね?と言われる。
「そこなのかな?」と疑問を持っている。
20年後を考えると、たぶん今の放送の概念は無くなっている。
同じ時間にテレビを見るとかも無くなっている。
ちょっとした事件があったら、すぐにニュースを見たい。
あ、その話し Twitter で流れていたよ
というのは、本来おかしい。
根本的にかえるべき。
EPG画面をかえることではなく、
Android を載せることではなく、
アプリを載せたいとか、そうじゃない。
映像体験、テレビを見るという体験は何なのか?
ビデオデマンドでもない。
そういうものをどうしたら良いの?
毎回そういう注文やアドバイスをしても、まったく通じない、まったく変わらない。
こういうことを言うと大風呂敷なのですが、
モバイルライフスタイルの人たちのテレビ局を作ろうと考えている。
いくら説得してもテレビ局も家電メーカーも動かないので、
自分たちで立ち上げました。
ZEPPERINがパートナーとして最高でした。
世の中に示すことで、EPGを直すことが。。。というのを見せつける。
こういう風に映像を見せるということが面白いというのを。
UXコンサルティングの会社にはいって、
CTOとして、どう仕事をするのか?
EPGを直すこと?それにはどういう意味がある?
客商売であれば、難しいかもしれないが、ユーザー体験まで踏み込んで
価値を見いだす、そういうところで仕事をしようかと。
そろそろ次の質問をどうぞ。
Q. 今日見せて頂いた動画は 10年後、これから取り込んでいく 2個のプロジェクト、
略歴、マイクロソフトで OS, IE を作って、物作りを実践されてきましたが、
どういう視点で作っていけば良いか?
次がウェアラブルだ!というのが分かりやすい。そういうアプローチも良いのですが、
根本的な問題、不便に感じている部分、
次のスマートフォン、スマートフォンの次にくるものを話すとき、
たいていのひとはウェアラブル、ユビキタスだとか、
あらゆるものがネットワークにつながるとか。
ここにいる理由は、鳥越サンが言ったのは、
こういう生き方はオカシイと思う。
それがスマートフォンの次に来るものがヒントになると思う。
すぐ答えに飛びつこうとする。
考えるものは便利になったが、
目の前にいるひととコミュニケーションしないのはおかしい。
ちょっとメールをチェックしたいのだが、すぐそこにいる妻が機嫌が悪くなるので、
トイレに立つのは変。
問題のところに目をつけて、
その結果がウェアラブルであってもいいいし、
それは方法でしか無くって、スマートフォンの問題を探し出して、
そこからアプローチする。
問題提起から始める。
Google Glass はちょっと違うと思っている。
確かにメールがはいってきたら、すぐ知りたいという気持ちはあるが、
google galss かけていたら、うちの奥さんは怒りますよ。離婚ですよ。
LINEをやっているティーンエイジャーは、
ネットにつながっているデメリットのほうが。
き読になるのがイヤなので、読まないとか。
Google Glass はスマートフォンのいい部分と悪い部分を延長したもので、
10年後にあるとは思っていない。
そとの駒である JERVIS 、
目的がスマホに閉じ込められている、人を開放しよう。
家にいるときぐらいはスマホに閉じ込められずに。
ぐぐっとくるものがある。目的意識がある。
それを考えて参画しようと考えました。
Q. スマホのアプリを作っているとか、なにかしらスマホに関係する人は? ほぼ全員。
5年後、同じように、スマホで仕事しているイメージがわく人は?
OS を開発され、IEを開発され、かなり大きい転換だと思うのですが、どういう風にシフトしていったのか。
OS Windows 95 を出したぐらいに、DLL HELLという状況に陥った。
office を入れたあとに、photoshop を入れると、ある office の機能が動かなくなる問題があって、
dll を両方のアプリが使っていたのだが、あるバージョン 12の dll でテストされ、
バージョン13に進化した office はまだ開発中で、 photoshop は 13 に最適化され、
photoshop に含めて出していいとしてしまったため、それを入れると、オフィスが動かなくなり、
それはほんと難しい、火消しのような仕事になった。
アプリケーションをインストールするということ自体がおかしいのではないか?と思って、
インターネットが広まったばかりで、IEも7人くらいのグループで、
http, HTML を netscape に観に行って、2-3 時間で理解できてしまい、
それは、ありえないぐらいの衝撃でした。
OSはそんなにシンプルではない。
まずはサーバーを作ってみた、二日でできてしまった。
こんなに簡単でいいの?社内で配ったら、会社全体でサーバーが立ち上がった事件があって...
アプリケーションは古いな、これからはブラウザですべてが動く。
もう OS の時代は終わった、
10年後はだれもアプリケーションなんてインストールしないなって思って。
でも今でもインストールしているんですけどね(笑)
その後、1年以上、Windows OS担当でしたが、おしかけ女房のように IEチームにおしかけ、
スパイグラスのブラウザをもとにしたのですが、スパゲティーコードで、
かってに見直して、モジュール化して、IE4 で別のグループで書き換えた、
IE3とIE4 で全部書き直した。急にたくさんのシェアをとった。
2014年から始めたプロジェクトが、放送業界を変えたと言えるようになりたい。
Q. 問題意識は?直感にしたがって?
Windows95を出したとたんに、Windows97 に何をいれようか?という話しだったが、
一気にやる気がなくなった。そう思ったから。
幸い、いまのところ、勘所やよくて、
実行力はなかなかともなわないのですが。
失敗例としては、iOS SDKが出たときに、これからは写真共有の時代だな!とわかったんです。
推理をしたのとか、論理的ではなく、
もともと imode にはカメラはついていましたが、
日本のモバイルユーザー達がカメラを使って何をしているのか?
カメラがついている、アプリストアが始まった。
Photoshare というアプリ、200個ぐらいしかなかったころ、いきなり100万ダウンロード、
世界ナンバー1でした。
資金調達する、経営的な失敗をして、途中でイヤになってしまって、
その頃にインスタグラムが出て来て。
ユーザーから「ちゃんとしないとインスタグラムにいってしまうから!」と
photoshrereで人気のクイーンと呼ばれる女の子達から。
その後、インスタグラムが買収されて.....
自分でも次に何がくるかという勘所がいいと思っている。。
僕にとっては当然の話しで、
カメラで撮ることが楽しい。
日本ではすでにそういう文化があった。
来ることが目にみてていた。
写真をあげる、写真を共有する、リアルタイムの写真が流れてくることには
明らかなニーズがある。
Q. 最後、中島さんから、UXや、問題意識を強くもたれている参加者の方々に。
なんだろうな?
もうひとつ、忘れていた事は、
一回だけ、一度もサラリーマンになりたいと思ったことは無かったのですが、
いちどだけ働きたいと思った会社は IDEOという会社で。
サンフランシスコ、クリエイティブな会社、そういう空気を
ZEPPERINに感じて。
IDEOは最初の一歩でしかない。
鳥越:IDEOのような会社は通過点にすぎない。IDEOのような文化にしたい。
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