[&] Move fast with POP
DeNA Sharing from Ben Lin
#PopApp : Move fast with POP
Learn how POP speeds up with it's development cycle / WooMoo Inc
今日は、5年間、さまざまなプロジェクトに関わって、POP
プロトタイプを作れるアプリに行き着いた経験をお伝えできればと思います。
ben Lin Co-founder @POP
Product designer & Web developer
@dreamerslab
昔はプログラムを書いていたのですが、今はもっぱら電子メールを書いています(笑)
POP は、写真をとって、リンクを張って、アプリのプロトタイプを作るアプリです。
日本のバージョンを出す前から、日本で非常に多くの反響を頂いて感謝しています。
Mashable や Smashing, TechCrunch などに取り上げられ、
それのおかげで今も事業を続けています。
シンプルな形で、絵を書いて、写真を撮って、リンクをはって、アプリの動きをシミュレートできます。
https://popapp.in/jp
●Past Projects
What have we done in 3 years?
三年間は友人と別のプロジェクトをしていました。
●MacFlickr
UX/UI の良いものはなんだろうと考え、
ブラウザを使い、クラウド上に全ておいて、クラウドデスクトップのプロジェクトを開始しました。
まあ、大失敗でした。
一般の方にとっては、デスクトップと同じ画面がブラウザ上で動くため、戸惑い、受け入れてもらえないツールでした。
Google は Chromebook というサービスを出していますが、この時はまだ時期が早くて受け入れられませんでした。
●ICEBERG
週に三回ほど、クラブに行って夜遊びしていました。
お店に入る前に、誰がお店の中に居るか分かるアプリがあれば面白いんじゃないかと。
皆さんも六本木に行けば分かると思いますが、ネットを使うのはまだ早すぎて、お金になりませんでした。
楽しかったけれどね。
●wasabi
YouTube を使った音楽プレイヤーを作りましたが、これも失敗しました。
音楽業界でお金をもうけるのはとても難しいことでした。
●RUMOR
RumorsSay.com 匿名でうわさ話やゴシップ話しをするアプリ、
今だとシークレットというアプリがあります。
これも失敗しました。これは、裁判沙汰になってしまいました。
●What have we leant?
4つのプロジェクトで一つ学んだことがあります。
それは何か分かりますか? 「失敗した」というのが四つのプロジェクトの共通点です。
これが3年間に起こって、これから何回このようなことが出来るか?と考えました。
自分にとっては時間がかかったのですが、人がどういうものを求めているのかを考えました。
そして最終的に POP というアプリに行き着き、今は POP を作っています。
そこにたどり着いてからは、スピードアップして、いろいろやっています。
2012年、POPのアイデアを思いつきましたが、すぐにコーディングせずに、
友達に聞いてまわりました。
紙やペンを使ってプロトタイプを作っている人がたくさんいて、とても好感触でした。
少なくとも、自分自身はユーザーになる確信はありましたが、
台湾にあるコワーキングスペース、150人ぐらいのエンジニアの中で
本当に使われるのか調査していました。まあ、90%近くの人が賛同してくれて、
あと、10% のスーパーエンジニアは、そういったツールは必要ないよ!と言っていました。
その 10% はPOP のユーザーでは無いから、関係無いと関係増した。
皆さんは皆さん自身のコアユーザーを見つけて、集中する必要があります。
その時になっても、まだ実際にコーディングを始めずに、紙でプロトタイプを作って、
それを見せて説明していました。
素晴らしいエンジニアの人はコーディングを素早くできるのですが、
やり直したり、仕様が変わることを嫌がります。
例えば 5分間クライアントと話して、制作を続けて、何ヶ月後に「違うよ!」と言われたら、
また作り直しになり、何ヶ月時間があっても足りません。
ソフトウェアのモデルをいくつか紹介します。
Waterfall development
Prototyping
Incremental Development
Iterative and incremental development
Spiral development
Rapid application development
Agile development
Code and fix
Lightweight methodologies
Waterfall development はそれぞれのピースを分担して、ピースが何だかを知らないで作っていくので、
優秀なエンジニアはこの方法が難しいことを知っています。
POP による開発はこんな感じです。
ブレインストーミングをして、アイデアを出して、ヒアリングして、フィードバックを得て、
テストを各段階でしながら、POPを使った開発ができます。
●Braingstorming
上流の工程から、始めの工程になるべく時間をかけ、後工程は変更が困難なので、
始めの工程に時間をかける方がいい。ブレインストーミングは重要な工程、
自分が良いと思っているアイデアを周りと交換することで良いアイデアになります。
●Research
調査という工程は重要で、いいアイデアを考えるとすると、沢山のひとが同じようなアイデアを考えていて、
次々と失敗していくのですが、なぜ失敗をするのか?どういう失敗をする可能性があるのか?
調査をするのが重要です。
たくさんのスタートアップがありますが、この調査の部分をちゃんとやるスタートアップはまだまだ少ないです。
●Internal descussion
なぜ過去失敗する人たちがいて、どうして失敗したのが、
自分たちはどうそれを避けるのか、チームで話し合う機会が大変重要です。
●External feedback
対処となる顧客層に対して、フィードバックを得るためのヒアリングが大事です。
近くにいる人ではなく、ターゲットとなる人に話しを聞くのです。
●Draw & build quick prototypes
ここでやっと作業がでてきます。この工程は大事です。
ただアイデアを伝えると、違うアイデアを想像するかもしれないので、
絵を書いてイメージを伝えるのです。この工程はとても大事です。ぜひ POPを使ってください!
●Internal test
チームの中で使って、テストを行う。
外部の人たちに伝えてもうまく伝わらない場合がある。
チームの中では、ラフの段階でも充分に内容が伝わるので、チーム内で検討する。
●Design & Build high fidelity
クオリティの高いビジュアルデザインのプロトタイプを作り、
●External user test
精度の高いプロトタイプを見せて、ユーザーからのフィードバックをもらいます。
この段階でもまだコーディングに入る前の段階です。
この段階で幾つもの変更点が出てくるでしょう。
●Coding
ここで、ブレインストーミング、チーム内外のテスト、検証が固まったところで、
コーディングに集中することができます。
この方法は、まずコーディングを初めてそれから、直すよりも、
結果的に早い開発につながります。
●Tesgint for bugs
ここでテストをして、エンジニアの腕が悪ければ、バグも多く、AppStore での
評価が低くなります。なので、バグをつぶすための工程はとても大事です。
●External user test
再び、外部の人にテストしてもらいます。AppStore に申請する前のテストです。
プロトタイプを見てもらったテストではなく、実際にアプリを触ってもらって、
実際にフィードバックをもらうのは意味のあることです。
もしここで何も変更点がなければ、ラッキーな状況です。
●Release
ついにリリースする時がきました。
ここでも当然いろいろなフィードバックがありますが、
ここまでのプロセスを繰り返すことができます。
●Key success factors
成功の要因について。
リサーチ、調査を沢山して、それをする前に失敗しないように。
実際にコーディングする必要がある前に、いろいろ変更点を検討すること。
●デザインに役立つツールを紹介します。
- iOS Human Interface Guidelines
https://developer.apple.com/library/ios/documentation/userexperience/conceptual/MobileHIG/index.html
- Design Android Developers
https://developer.android.com/design/index.html
個人的にはまだ気に入らないところがあるけどね。
- Windows Dev Center
http://dev.windows.com/en-us
Windows の規定は非常に厳しいですが、非常に気に入っています。
この中のものを Google や Apple が参照しているのではないか?!とすら思います。
- Mobile Patterns
- Pttrns
- Android Patterns
- lovely ui
- CAPPTIVATE.co / iOS UI Animations
皆さん自身の開発を始める前にパターンを参照することによって、
より効率的な開発ができるでしょう!
500 startup に選ばれて、そこでの経験も話したかったです!
<< Home