11/14/2014

[&] xpd2014 - Drone Next Big Thing ?



#xpd2014 Drone Next Big Thing ? 北野 宏明氏

今日はドローンの話し。
アメリカの大学の強さや、誰を知っているか?
カーネギーメロンで、自動走行車。
最初は公園で時速 30km ぐらいでしか走らなかった。
その次は高速道路で。
その次は DARPA のグランドチャレンジ。
今は Google Car の責任者をやっている。

Google は自動車に興味があるわけではない?
彼が18歳の時に親友を交通事故で亡くしている。
交通事故を無くしたいというのが価値。
技術は、ドリル。「穴」が交通事故が無くなること。それが本当の価値。

自動で動かせるのが重要なところ。
次に映像を見てもらいたい。

AMAZING INMOTION (Lexus SWARM)

ドローンで CM作る会社が担当。
100台くらいのドローンをリモコンでは無理。
全部プログラムされている。飛行パスではなく、自律的に動いていて、
基本的な動きだけ、他は自動で。
これは今ドローンでできることの一つ。
アーティスティックに使うことはできる。
今は 4つから8つのプロペラで、100台飛ばすには自動操縦。

ラファエロ・ダンドリーア
手の動きでドローンをコントロールする。


マルチドローンの研究、くっついているときは連動している。

Assembly Drone 組み立てドローン。ブロックを置いていく。

問題はコスト。

Amblance Drone
心臓発作で倒れてしまった時、救急車では間に合わないので、
AED を持ったドローンがそこに飛んでいく。

Google Solve For X
アフリカでドローンを使う。ドローンによる宅配ネットワーク
アフリカは道がものすごく悪い。
https://www.solveforx.com/

Amazon Prime Air アマゾンの出荷

物販系のところで速く確実に。
車が行くより速い。

暦本先生のところでやっているのは、
ARと Augumented Human
第三者がそれを見ながら、アドバイスし、指示を出す。

Issues
Safety
Noise 意外と重い
Misuse 悪さをしないように
Cost and Payload

何台かのドローンはリモコンでも何でも良いのですが、
100万台飛ばないとビジネスにならない。
少なくとも、千葉だけでも10万台飛ぶ時に、
どうやってマネジメントしなければいけないか?
どういうインフラが必要か?

今のドローン研究とは違う世界になる。
リモコンで飛ばすものではなく、
航空産業の新しいタイプのものがでてきたと考える。

なんで、飛行機は安全に飛んでいるのか?
自動操縦。
事故のほとんどはヒューマンエラー。
トレーニング
インフラ。ほぼ自動的に離着陸できる。
それぐらいのインフラが無いと。
完全に都市計画の世界。そうしないとホビーでしかなく、実用化にならない。

犯罪に使われる?
TIME
http://ideas.time.com/2013/01/31/criminals-and-terrorists-can-fly-drones-too/
犯罪者がドローンを使おうとしている。
技術が止められない。
ドローンはコンピュータが空を飛んでいるもの。
ハックできる?悪用できる?セキュリティの問題が重要。
ドローンディフェンスが必要。

ドローンを守るのは必要。ウィルスバスターみたいもの。

いろなことを初めているところ。
UAE Drone goog awards
https://www.dronesforgood.ae/
1億円の賞金。30ぐらいがファイナリストが選ばれている。
ドバイ政府はGDPの5%を新しいもので稼ぐ。ARとロボティックスで。

ドローンを使ったときに OKなことは何?
20年くらいで変わること、インパクトがあるミッションは?
もっと大きいのは何なのか考える必要がある。



これから決めようと思っているのですが、
ロボカップです。1997年に第一回。1991年にやろうと考えて始めた。
アポロ計画は進歩をもたらした。
50年でライト兄弟からジェット飛行機まで。

エニアックから、チェスに勝つまで 50年。
だいたい 50年のスパンで、おこっている。

ドローンの50年チャレンジが何なのか考える。
1997年、1999年。
今のドローンは 1997年のロボカップレベル。
電総研?がかなり税金使ってやったが、1cm も動きませんでした(笑

人間でリモコン操作 vs ロボット自立動作 
人間はいっさいボールに触れないくらい。
人間の能力を超えている。
ヒューマノイドだと ASIMO が PK戦をやり、はじめて人間と対戦しました。
ロボカップもヒューマノイドやりはじめました。
このレベルは加速度的に上がっていくと考えています。

この技術を使って、倉庫の荷物ロボット
Warehouse Robots at Work


KIVA システムという自動システムを作った。
Amazon に 800億円で買収された。
ボロカップのスピンアウトとしては一番大きな成功。

NAO は、softbank が 100億円で買収。今は Pepper を作っている。

Rescue Robots @ WTC
無線が使えない。
http://crasar.org/world-trade-center-911-disaster/
オープンな技術を拡げていく。
福島で動いているのはロボカップのチャンピオンロボット
ロボカップはアメリカの災害庁と協力して、
テキサスで実験をている。被災者をセンサーで探すとか。

オープンにコンペして、マイルストーンを設定し、
原泉になっていく。

ドローンでそれは何か?
搬送は分かる。それは5年以内に進んでいく。
それを超えてインパクトがあるものができるのか?
技術的なところからのプッシュではなく、
最終的にドローンがもたらす価値は?
空を飛ぶモビリティ。
どういう価値が生まれるか?

顧客価値が何か?
テック系のスタートアップがしがちなミス。
思考を変えられるか?

実際「死の谷」応用が無い。事業が成功しない。
「死の谷」で、あり得ない応用をしてしまって、
死の国でそのままお陀仏になる(笑



技術よりもバリュー。それを考えてから、
死の谷をわたってはいけない。

次どうするか?
すぐにいろいろなドローンは始まっているのは良い。
一個一個は、数がそれほど多くない。
100万台のドローンが飛んでいる状況を想像し、
そこでドローンが何をやっているのか?
整然と動いているのは何をやっているのか?
その時にリモコンはありえない。
そこに至るまで、5年後には何?20年後には何?

そこまで素早くたどり着く方法は?
ロボカップみたいなもの?

Think Extream
エクストリームなアイデアを考えて、
そこからちょっと戻ったくらいのところが良いアイデア。

東京上空だったら何台飛ぶ?
何をやるとそういうことがおこるのか?
ちゃんとインフラとして定着するためにはどういう都市開発が必要なのか?

ビルの屋上、各階にマーカーやビーコンが居る。
それを目印に飛んでいける。
高さが数百メーターで、数センチの精度で、
ビーコンのネットワークができれば。
都市の価値の違いがでてくる。

AEDドローンが、何メートルおきに置いてあって、
心拍の異常を見つけたら、救急の連絡が無くとも
ドローンが自動で飛んでいく。
街として付加価値が根本的に変わっていく。
今までできなかったことは何なのか?