[&] 1000 books #4 - Proportional Harmonies in Nature, Art & Architecture (Gyorgy Doczi)
「安藤日記の千冊紹介」4冊目は、
『デザインの自然学 自然・芸術・建築におけるプロポーション』ジョージ・ドーチ
自然界の様々な生き物の美しい形状、比率、プロポーションを観察し、
アートや、建築物に対比して解説してある本。
しばらく絶版だったのですが、最近再版されました。
つまりは、それぐらい、永続的で普遍的で素晴らしい内容の本ということ。
身の回りのデジタルデザインや、デジタルデバイスを見ても、
本当に美しいと感じられるものは、何かしら生物や自然など、
世の中にあるものを深淵的にはヒントにしたものが多いように思う。
ケヴィン・ケリー氏が
「テクノロジーを整理するには、生物学と関連付けるのが良い」と言ったり、
IDEO のティム・ブラウン氏が
「未来のデザイナーは生物学を学べ」と言うこととはまた少し違う感じではあるが。
印刷のデザインでも、デジタルデザインでも黄金比とか、白銀比とかがとりあげられている。
確かに美しい比率になるけど、世の中にある大抵のものは黄金比か白銀比に当てはめられるような気もしていて、
ではデジタルコンテンツの美しいプロポーションとは何なのか?
蝶が美しいのは、あるところの比率が云々ではなく、
全ての箇所の比率と調和が美しいのだということ。
アプリのユーザインタフェースなどにこれらの美しさが取り入れればいいな!と思いつつ眺めている本。
と、またもやまとまってないけど、書評じゃなくて、紹介だからいいのだ。
この調子で続けられるといいな〜
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