12/22/2014

[&] 1000 books #7 - Origins of Form (Christopher Williams)



「安藤日記の千冊紹介」7冊目は、
『かたちの理由:自然のもの、人工のもの。何がかたちを決め、変えるのか』Christopher Williams

1995年初版の本が、2013年に再版され、その再版本の日本語翻訳版。
自然のものから形を学び、人工物がなぜそのような形になっているのか理解できる。

第1章 形と物質
第2章 支柱と結び目―構造の要素
第3章 大きさ
第4章 形と機能
第5章 世代―過去からの影響
第6章 環境の影響による変化―環境の中での形
第7章 目的論―世界を統べる法則
第8章 偶然と非合理

モノを見ただけで華奢なものか、丈夫そうなのか、だいたいわかるのはなぜだろう。
誰がデザインしたのかわからないけれど、脈々と使われているモノの形がある。

自然の中から読み取った法則もある、
フィボナッチ数列、黄金比、対称、流線型、空間分割、最密充填。

道具を進化させ、長く生きながらえるためには何が標準化され、
何が変化していけば良いのか、様々な事象から最適解を読み取る本です。