[&] 1000 books #9 - Guillermo-del-Toro-Cabinet-Curiosities
「安藤日記の千冊紹介」9冊目は、
『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』
独特のおどろおどろしい世界観を描き出すデル・トロ監督の、創作ノートに解説をつけたもの。
帯には「パシフィック・リム」が描かれているが、これは最後に数ページ申し訳程度に追加されたものなので、そこにはあまり期待せずに、その他の魅力あるスケッチに酔いしれるのがおすすめの本。
洋書の方がハードカバーで装丁が良いですが、通常の画集とは大きく異なり、解説文の文量が極端に多かったり、メモもスペイン語が混じっていたりするので、コレクション用途で無いかぎり、日本語版がいいと思います。
とりあげられている映画は
『クロノス』
『パンズ・ラビリンス』
『ヘルボーイ』
など。
日頃から、常にアイデアや思いつきを書き留めていることが読み取れる。
本のタイトルにもあるように Cabinet Curiosities 秘密のお宝部屋を持っていて、
映画のセットで使われた小道具や模型を保管しているそう。
この本を見るたびに Codex Seraphinianus を思い出すのだが、
その話しはいずれまた...
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