1/07/2015

[&] 1000 books #24 - WORKSIGHT 04




「安藤日記の千冊紹介」24冊目は『WORKSIGHT 04』
仕事環境がうまく機能するしくみと空間設計のための、年2回発行の雑誌。

おしゃれで天井の高い広いオフィスもいいんだけれど、
仕事場である限り、そこが機能的に使われる空間であることこそが意義。
単に効率とか、敷地面積あたりの人数とかでは測れない何か。

業種や職種によっていろいろな状況が考えられる。
時間帯によって集中すべき時間や、発想が浮かんで欲しい時間、
コミュニケーションが促進してほしい時間など、オフィスではいろいろな事柄が起きる。
静かだから良いわけではないし、絶えず誰かが喋っているような空間もおちつかない。

WORKSIGHT では、必ずしも予算が潤沢ではない状況でも
小さな工夫によって、仕事環境をより良くするための、ヒントがいろいろ載っている。
それも教科書的なものではなく、どこかのオフィスで実践され、成果があったものばかり。
もちろん、自分たちに合うタイプの工夫も、合わないタイプの工夫もある。

どんなに素晴らしい手法があっても、それが実施される空間が良くなければ、
成果はすぐに頭打ちになる。
仕事の種類によっては、一日のほとんどを過ごす場所なのだから、
現状に満足せず、もっともっと工夫してもいいと思うんだ。

後日紹介するけど、Vol.5, Vol.6 まで出ています。
Vol.1 はプレミアついて、800円の本が 2万円とかになっている!