2/15/2015

[&] 1000 books #61 - The Copywriter's Handbook



「安藤日記の千冊紹介」61冊目は『セールスライティング・ハンドブック』

旧37signals で知られる Basecamp CEO のジェイソン・フリードの言葉で、
「コピーライティングはインタフェースデザインである
1文字は1ピクセルと同じくらい大切なものである」(意訳)
という名言がある。

1ピクセルにこだわるデザイナーやプロデューサーがいて、
その事はよく理解できるし、リスペクトもします。
けれどもWebやスマートフォンアプリのユーザーインタフェースにおける
文言、コピーライティングは、おざなりになっているところもあります。
もちろんものすごく熟慮されてこだわりのあるアプリもあって、
そのことがひしひしと伝わってくるものもあるんだけど。
少しでも「言葉」に気を使うことによって、
圧倒的に素晴らしいユーザー体験をもたらすことが出来るのに、
なぜか違うところにコストをかけ、違うところに目がいってしまうのだとも思う。

この本はタイトルどおり、広告のためのコピーライティングを学ぶ本なのですが、
ユーザーインタフェースのコピーライティングにおいても、素晴らしく役立つ本。
ちまたには、素晴らしいコピーライティングの用例や作品集は多くとも、
そのような素晴らしいコピーライティングをテクニックとして学ぶことができる本はとても少ない。
この本は、改訂第三版。世界中でそれだけ読み続けられている本ということだ。

●読み手を第一に考える
●よく考えて文章を配置する
●全体を小さなセクションに分ける
●一文を短くする
●簡単な言葉を使う
●難しい専門用語を避ける
●コンパクトに
●具体的に
●ストレートに要件に入る
●フレンドリーに話しかけるように書く
●性差表現を避ける