[&] 1000 books #62 - The Animator's Survival Kit
「安藤日記の千冊紹介」62冊目は『アニメーターズ サバイバルキット』
そのタイトルとおり、厳しい業界で生き残るためのアニメーターのためのサバイバルキットなのですが、
実際は熟練アニメータのテクニックを、惜しげもなく詳細に解説してある本。
アニメーションなので本だけでは分かりにく部分もあって iPad アプリや DVD もあります。
アニメの本と思いきや、実は、ユーザーインタフェースにおけるスムーズなアニメーションや、
Meaningful Motion と言われる細かなモーション、単なる派手な動きではなく、意味のある動きを
演出するのに、とても役立つ本。
Easing を細かく調整していくと、どれが良いのだかだんだん解らなくなりがちなのですが、
アニメーションの基本原理に立ち戻ると、どういう時にはどういう理由があって、どう動かせばいいのか。
たとえ、フレーム数を省略してコマ落ちするとしても、どこを省略するのが良いのか、はっきりと理解できる本です。
僕が持っているのは2004年版なのですが、増補版が2011年に出ているので、そちらがオススメです。
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