2/08/2015

[&] FITCTokyo 2015 - Ash Thorp



#FITCTokyo 2015 アッシュ・ソープ(Ash Thorp) – クリエイティブディレクタ、デザイナー、アーティスト
with アッシュ・ソープ Ash Thorp @Ashthorp
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歓迎ありがとうございます。
気持ちは日本生まれです。
とはいえ初来日です。

どんなことに情熱を持っているのかをお話しします。
メインテーマであることについてお話しします。

Timothy Ferriss
一番自分が一番恐れていることこそ、自分が一番やらなければいけないことだ。

私の情熱がどうキャリアを導いていってくれたか、
作品作りの課程がいかに重要なのかをお伝えします。

ENDER'S GAME - MOTION GRAPHICS REEL from Ash Thorp on Vimeo.


映画とタイトルシーケンスの話しをしていきます。
エンダーのゲーム、フリーになってから手がけた仕事です。
その前まで UIがどういうものなのか解っていませんでした。
自分の創作の境界線はわからないから、このプロジェクトに取り組みました。
エンダーズゲームの脚本を読みました。
エンダーは世の中をこう見ているのではないかと考えて描きました。
天才少年の心の中を覗き込むのが仕事でした。
イノセントな視点から技術のある視点で、Apple のアプリのようではなく、
芸術家という視点でかんがえました。
650のPhotoshop ファイルを作りました。1年半のプロジェクト。
懸念も色々ありました。

これがエンダーのゲームです。
次のプロジェクトは今のプロジェクトに近いものでした。
私の目からみて、世界がどう広がっているのか
Done of the planet x 向けの映像です。
映画の導入部分を司る映像です。
美しいシーンを描こうと思いました。
スタイルフレームはトータルで 40フレーム。

まずは監督に見せて、承認をもらってからプロダクションに入ります。
その後のことはわかりません。
これを作れて本当に楽しかったです。

XMEN : FIRSTCLASS TITLE from Ash Thorp on Vimeo.


X-Men first class です。
初めはプロローグ社という会社に居ました。
家から帰るまでに通勤時間が 8時間でした。
絶対に映画業界でキャリアを築くそ!と強い意志でした。
プロローグ社で手がけた最後の作品です。

ポートフォリオに載せるプロジェクトを手がけるという意思がありました。
何年にもわたって仕事をして、最後に集約したものがこの作品です。
これを選んでくれた監督に感謝しています。
ありがたい作品作りの課程でした。

私自身ゴールを大切にしています。
何が大切なのかリスト化しています。
デザインを手がけ、仕事をしたい会社を全部リスト化しました。
その中の一つにブラーという会社がありました。
素晴らしい作品を作る機会がありました。

それがスパイダーマンです。
すごく楽しいプロジェクトでした。
私がかかわったのは数ヶ月です。
製作にはいっているのに、ビジュアル面が間に合っていませんでした。
フリランサーとして加わりました。

レベルの高いものを常に作りたいと考えていました。
自分が最も厳しい批評家としてみています。
ブラーと仕事をすることができたのは、一つ目標を達成したことになりました。

次はトータルリコールです。
紹介している順番、時系列は一緒ではありません。

エンダーズゲームのプロデューサーが紹介してくれました。
クレージーなんで、声がかかるとすぐに OKしました。
フリランサーとして2つの映画を同時に手がけることになりました。
トータルリコールそのものがクレイジーな世界で、それをグラフィックで表現しなければならず、
映画の中では3分ごとに出現します。
そういう表現ができたのはありがたいです。
この映画のグラフィックスは、友人のライアンと 3-4ヶ月で作り上げたものです。

次は FITC のオープニングムービーについて、
スピーカーとして参加しないか?と言われてすぐに YES と言いました。
ポスターを作ってくれないかと声をかけられ、
いいじゃないか!とタイトルシーケンスを作ることになりました。
あまり忙しくなかったのですぐに YES! といいました。
イベントポスターをもとに素材、スタイルフレームを作りました。

自分自身をアーティストだとは思っていなくて、でも作れるのはうれしいです。
私の目から見た東京を表現したものです。
モーショングラフィックを作るためのフレームワークを作りました。
チームとしていい作品が作れたと思っています。

作品を手がけることを皆さんと共有できてうれしいです。
次は情熱についてお話しします。
私のキャリアは全て、情熱で動いています。
死んだら墓に「情熱」と書いてもらおうと思っています。
心をキープするために情熱的なプロジェクトをしています。

他者と組んでプロジェクトすることが大切です。
ジブリの鈴木プロデューサーの言葉
「じぶんにとってもっとも適切な人を選び、チームで働くことが、実現したいことは人が大切」

PROJECT 2501 : HOMAGE TO GHOST IN THE SHELL from Ash Thorp on Vimeo.


PROJECT 2501
攻殻機動隊
この映画にものすごく影響をうけたので、それにお返しをしたいと考えました。
アニメを実世界として描いたフィルムを作りました。14ヶ月かかりました。
眠られない夜も続きました。
6名が全力で取り組みました。ZBrush で作り、Modo で背景を作りました。
残りは手品です。
素材となったのが大事なことなのです。オリジナルも同じです。
もともとの作品に心から尊敬の年を
非常に深い旅路となりました。
とにかく終わらせなければいけないと思い、最終的には完成しました。
もっとも多くの苦情は「もっと続けないのに!」というものでした。

リドリースコットのエイリアンからも大きな影響を受けました。
日本に来るときの飛行機でもう一回やっていました。
エイリアンが大きな影響を与えたいたのか。

ポスターも 200ぐらい作りました。
さまざまな分野をまたいで作品を作ることがすごく楽しいのです。
スイスデザインと日本のアニメを組み合わせるのが楽しいのです。

Galileo Galilei
人に何か教えることはできない、自分を発見する手伝いしかできない。
ポテンシャルを自分で見いだすことが大切。

それが自分の世界を作るという話し。
ロストポーイというプロジェクト。
もう一回子供に戻りたいという気持ちがありました。
小さい頃の自分にはアートしかありませんでした。
現実からアートに逃げるのは楽しかったです。
お客様からあれこれ言われません。これは私の世界です。

もともとはこのふたつの写真から始めました。
いいキャラクターを作るとキャラクターがストーリーを教えてくれます。
潜在意識から、ペンを通して飛び出してくるのです。
AKIRA から大きなインスピレーションを受けています。
デジタルでの描画です。
とにかく止められないのです。
本を作るかもしれません。
絵を描くことを学び直しています。
その瞬間自分が作りたいものを作っている。

他の方と組むという素晴らしい体験もしています。
ZBrush のレンダリングでメインキャラクターを描きました。
私の有事のラファエログラスッティ氏が作ってくれました。
3Dプリントも作っています。わくわくしています。
描いて来た画像の 1/4 くらいがこれです。

情熱を追ってください。実現できるのはあなたしかいません。

FITC Tokyo 2015 Titles from FITC on Vimeo.

FITC Tokyo 2015 Titles Process Reel from FITC on Vimeo.