3/05/2015

[&] Design Sprint Night - Microsoft Umada



Design Sprint Night / Microsoft 馬田さん
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デザインスプリントが非常に注目されています。
じっさいにヤル前に、実体の体験談を聞きながらというのが今回の趣旨です。

●Design Sprint 概要

スプリントというくらいなので、短距離走です。
アジャイル的なものを想像するかもしれまんが、短い時間で区切っていくのがデザインスプリントです。
Google ベンチャーズ(GV) が回していて、
ブルーボトルコーヒーの Webページのリニューアルで売り上げが2倍に。
ポケットアプリ、デザインスプリントを3回まわして、アイテムを保存する率が高くなった。

なぜ?
現在は、デザインの重要性があがってきている。
実際に GV だけでなく、スタートアップを支援する人がデザインを雇い入れています。
KPCB に John Maeda
Kohsla Ventures に Irene Au (ex-Yahoo!)
Greylock Partners に Bobby GOodlatte (FB Messanger のデザイナー)

プロセスのところをちゃんとしていこうとうい考えが、デザインスプリントの一つ。

従来の方法はアイデアがあって、開発して、ローンチして、ローンチの結果から
新しいアイデアを又持ってくる。
悪いアイデアから初めて、開発して、もう戻れないところまでいって、
ローンチするが、悪いデータしか取れなくなる。
アイデアができた瞬間にできるだけ早く検証していこうというのが
デザインスプリントが生まれた理由。

三日で、アイデアをまとめ、4日目にプロトタイプ、5日目に検証。

そのデザインスプリントの背景になっている。

「素晴らしいことを成し遂げるには二つのものが必要だ。
計画と、充分でない時間が必要だ」バーンスタイン。

締め切り駆動開発

制限による創造性

集団の力
集団の力は時に創造性を殺す

ブレインストーミングはそんなに効果的ではないという研究結果が出ています。
であれば、個人のアイデアを尊重します。

Art & Fear
「質」が最高と評価された作品はどれも「量」によって評価されるグループのものだった。
「量」のグループがひたすら山のように政策し、そして失敗から学んでいる。
書籍「アーティストのためのハンドブック」

素早く作って、素早く失敗する。

1. 時間制限
2. 個人のアイデア
3. どんどん失敗する。

アイデエーションのワークショップは発想して終わり。
デザインスプリントは、収束する。
作成による学び、
検証による学び、

5日後....
「これじゃないロボ」が出来ました
「これじゃない」という顧客の声が聞けました。
それはそれでいいんじゃないかと。
作って学んで、作って学んでを繰りかえる。

銀の弾丸では無いので、
全ての問題が回避できるわけではない。
方法論には適切なスコープがある。



最近はトレンドとして、顧客発見。
顧客に聞いて、観察していろいろなアイデアを得ていきましょう。

●5日のプロセス

0 準備する
1 理解する
2 発散する
3 決める
4 プロトする
5 検証する

●Day0

インタビューを設定する。
5人を確保すること、
85% の間違いは見つかる。

●Day1

いまあるチームの課題をみつめます。
ユーザーストーリーを書いて、
今回フォーカスすることを決める。
どの問題を解決したいのかを設定するところが難しい。

問題設定 > 問題解決
いまある問題の、正しい問題を解決する。
あまり小さすぎる課題を回しても意味がない。
そこそこ大きな問題、闇に飲み込まれそうな問題を皆で。

いろいろ課題があって、重要なことを。

Google HEART フレームワーク
ユーザーの態度
ユーザーの関与
新規ユーザー
既存ユーザーの動向
タスクの成功率

●Day2

Crazy8s でアイデアを皆で出していきます。
ディスカッションではなく、個人ワーク。
黙ったまま投票して、
アイデアが良いものを集団で決定。

●Day3

方向性を決め、
プロトタイプを作る必要があるので、一個一個の画面遷移を決めていきます。



三日間かかるのですが、
「デザインスプリント初日おわってみんなぐったりしている」

●Day4

忠実度の高いプロトタイプを作っていきます。
画面を一個一個デザインして、携帯で確かめられるように。
Keynote や Power POint で。部品を組み合わせて。

●Day5

赤いところが悪かった点、緑色が良かった点。
気付いたところを書く。
30分インタビュー、30分で振り返り。
ポストイットを使ってシールを貼って分けて。

学習が進んでいく。
感想は、
疲れた
様々な課題が出た(いろいろな気づきが)
そして大体 Day1 に戻る

●まとめ
プロセス一個とっても銀の弾丸は無い。
これさえやればなんとかなるものは無い。
自分たちにあったプロセスに変えていく必要がある。