[&] Hiring lessons from GV’s design event series (Japanese translation)
グーグルベンチャーズが教える、優秀な人材に入社してもらう方法(GVデザインイベントより)
(原文:Hiring lessons from GV’s design event series / by Kristen Brillantes )
http://www.gv.com/lib/hiring-lessons-from-gvs-design-event-series
グーグルベンチャーズが支援しているデザイナーやマネージャーから、どうやって良いチームを作り上げるのか、しょっちゅう尋ねられます。
どんな人を必要としているのか?
どこでデザイナーを見つけるのか?
どのように大企業が支払う給料と勝負するのか?
これらの質問に答えるため、オフレコで話し合うプライベートのイベントを2回開催しました。
Uber, GoPro, Twitter からデザイン主任を迎え、デスカッションし、BradenとDanielが率いるワークショップを実施しました。そこで、学んだ3つの教えがあります。
1) 人を探し始める前に、あなたが必要とする人物像をはっきりと把握してください
あなたのチームが小さく、予算が限られている場合、あなたはおそらく、一人で何でもできる万能なデザイナーを探すでしょう。しかし、「全てを自分で」できるただ一人の雇用を狙うことは、一番の得策ではありません。ブレイデンはユニコーン(複数の技能を持った稀に見る超優秀な人材)を狩ることに対し警告を発する偉大な論説を発表しており、私たちのパネリストたちも同様のアドバイスを繰り返ししています。ユニコーン向けの職務記述書は汎用的な条件を記述しすぎるため、より要求に合致するであろうデザイナーを逃してしまうリスクがあります。また誤って、実際とは違う形で仕事を表現してまうことにより、新人が燃え尽きてしまったり、不幸な採用をしてしまうリスクもあります。
求人のための職務記述書を記載する前に、あなたのビジネスの目標をリストに書き上げ、それらの目標達成のために個々のデザインスキルがどれほど重要か査定することをブレイデンとダはエルは推奨しています。
次に、今日現在、誰かもし雇おうと思っている人がいれば、どの程度そのスキルを補う必要があるのかを明らかにしましょう。あなたが必要とする人材と、雇おうと思っている人が持っているスキルとの差異が埋めるべきギャップです。それから、どのギャップを埋めると良いか、どのギャップがあなたのビジネスに実際に影響を及ぼしているのか、自分自身に問いかけることができます。そうすると、あなたは求人のための職務記述書を書き、効率的に求人先を選定する事ができます。忘れないでください:スキルとそのギャップを考えることによって、あなたは、最も必要とするスキルを持ち、仕事をしながらその他のスキルを身につけていく潜在能力のある専門的なデザイナーを、いつでも雇うことができるのです。
Hiring a designer: hunting the unicorn
https://www.gv.com/lib/hiring-a-designer-hunting-the-unicorn
How to write a great job description for a designer
http://www.gv.com/lib/how-to-write-a-great-job-description-for-a-designer
Googleベンチャーズが教える、優秀なデザイナーを募集するための求人の仕方(日本語訳)
http://www.andoh.org/2015/02/how-to-write-great-job-description-for.html
2) 創造的なやり方で候補者を獲得するために、時間を惜しみなく使いましょう
採用担当者を贅沢に抱えている場合でも、あなたが考えているよりもさらに多くの時間を捧げる必要があるかもしれません。あなたが探し求めているものの見つけ方を、採用担当者が正確に知っているとは限りません。あなたが必要とするデザイナーの種類を説明し、あなたが欲しているものの探し方を彼らに教え込むための余分な時間を作り出す必要があります。そうすれば、その後は、残りのことを行うのに彼らを信頼することができるからです。何人かのマネージャーは自分たちの代わりに親しくコミュニケーションできるように、自分たちの電子メールに採用担当者がアクセスすることを認めています。こうすれば時間を節約することができますし、より良い回答率を生み出せます。何故なら、採用候補者は採用担当者よりもデザインマネジャーとやりとりする場合が多いからです。
専任の採用担当者を抱えていない場合、実際に現場でたくさんの仕事をしなければなりません。毎週、途切れないオンラインとオフラインでのコミュニケーションに、たくさんの時間を割り当て、創意工夫をしなければなりません。今回のイベントに招待された専門家が示した戦略の幾つかは、以下の通りでした:
●ソーシャルメディアに求人広告を貼らないようにしましょう。それよりも、あなたのチーム文化の中から、自慢できる幾つかの話題を投稿するように工夫してみましょう。あなたのチームが素晴しいユーモアセンスを持っていれば、あなたの投稿はそれを反映すべきです!
●型破りな方法で、デザイナーを探しましょう。Twitter上で、次の好ましいデザインマネジャーやリーダーになる人を探します。または、LinkedIn上であなたが探す方法をリバースエンジニアリングしてみて下さい。大企業で現在、同様のポジションにいる人のキャリアパスを追跡して、その同様のキャリアパス上にいるデザイナーを探してみましょう。そうすれば、大手企業の人達が採用を行う前に、彼らを獲得することができます。
●自分の庭だけで探しては駄目です。斬新な観点を持ち合わせた素晴らしいデザイナーが、シリコンバレーの外にはたくさんいるのですから。
●コミュニケーションを頻繁に行う前に、候補者を研究することで応答率を増やします。彼らの価値に関心を寄せ、あなたの心遣いを示すことで、あなたが自分の紹介をより有意義にできるように学ぶことができます。
●記事を書いたり、セミナーで喋ったりすることで、デザインコミュニティのリーダーとしてのあなたの評判を高めます。人は自分にとって申し分のない会社や役割を探しているのと同様に、適切なマネジャーを探しているのです。
3) 大企業と競争するのを恐れてはいけません
金銭的に大企業と競争することができなくても、自社の長所を知り、その強みを生かすことです。大企業の給与を見てひるんでしまう人もいますが、お金が全てではありません。あなたの会社が優れている点をじっくり探し出すことから始めて、あなたの構想を信じてくれる人を探すことです。
スタートアップ企業には独自の利点がいくつかあります。今回のイベント参加者が強調したのは、大企業は持続性がありますが、スタートアップ企業は、大きな上昇の見込みのある株式を提供することができ、また、その企業での最初の、または二番手のデザイナーになる機会を与えることができるということです。大企業に飽き足らず、変化を望んでいる経験豊かなデザイナーが多数いることに気づくでしょう。接触を図る上で最適な時はボーナスが支払われた直後や、大きな仕事が済んだ後です。いい仕事でありさえすれば、いつも誰かしら仕事を求めている人はいるということを強調しておきましょう。
How top startups pay designers
http://www.gv.com/lib/how-top-startups-pay-designers
デザイナーの採用を考えているなら、以下の記事をお勧めします:
Hiring a designer: how to review portfolios by Chad Thornton, Design Manager at Uber
http://www.gv.com/lib/hiring-a-designer-how-to-review-portfolios
Hiring Designers: Advice from Twitter, Uber, and GoPro by Jeff Zych, Design Manager at Optimizely
http://jlzych.com/2015/03/22/hiring-designers-advice-from-twitter-uber-and-gopro/
Stop asking design candidates to redesign your product. It’s unfair and (even worse) it’s ineffective. by Daniel Burka, Design Partner at Google Ventures
https://medium.com/@dburka/dont-fool-yourself-testing-job-applicants-on-your-own-product-is-unethical-and-ineffective-8ac6affd73a7
How to interview a designer with the perfect design exercise by Braden Kowitz, Design Partner at Google Ventures
http://www.gv.com/lib/how-to-interview-a-designer-with-the-perfect-design-exercise
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http://www.gv.com/lib/hiring-lessons-from-gvs-design-event-series
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