[&] AXIS Forum - Manabu Tago
AXISフォーラム 田子 學氏 講演会
「情熱や生き方が形を変えて表出するーーデザインマネジメントの実践事例から」
http://www.axisjiku.com/jp/2015/09/10/
普段はデザイナーの人に対して話すことは少ないのですが....
デザインがどういう力、波及効果があるか、デザインマネジメントの話しをしていこうと思います。
田子といいます。MTDO という会社の代表 2008年です。
デザインマネジメント一筋です。
学生の頃にデザインを学び、社会、会社、組織に対して何がおきるか?
デザインというのは色、形ではなく、本質的なことをやっています。
世界的にみてみると、普通のことです。
先進国でデザイン教育が、日本では遅れていて、
社会では遅れた見方をされている。デザイン = 意匠だと思われている。
今は、辞書をひくと、デザイン = 計画 のこと。
人の行為をより良くすること。設計とも訳されますが、
僕は「計画」という言葉を重要視したいと思います。
それは「創造的計画」をつくっていくことがデザインだと、
組織として、自分の思いだけではどうにもならない、
人間の英知を次のレベルに上げることを生業としています。
日本の中でデザインの教育ななかなかなされていません。
社会が行き詰まっている間がしますよね。
今までのルールが、ある側面で見ると、今の時代では成り立っていない構図があり、
新しい解決をどう生み出すか?
ルールを見直すには時間がかかる、そこに本質的な回答を生み出せる。
足し算ができるのはデザイナーだから。
だからデザイナーが注目されている。
先進的な教育、デザインの力を活かして、経営、ビジネス、社会作りに活かしたい。
慶應システムデザインマネジメント研究科で教えています。
デザインが形を作るだけでなく、社会価値をどうつくるのか?というデザイン教育をしており、
社会に対するソリューションをダイレクトにつなげるのはあまりなかったが、
この大学院、なぜダイレクトかというと、学生の7割は社会人、
クラスには70歳を超える大手企業の役員がいたり。
こういう形で学校も。オープンな学校なのでぜひ遊びにきてください。
社会、もしくは、地域、最近、地域創世という言葉がありますが、
その一貫として、語弊がありますが、
その前に種植していたことが展開してきたのですが。
まだまだ知らない方が多い、相当小さな地域です。
どんなところかというと、天橋立、京都には海があるのをご存知ですか?
今、京都府がやっている、海の京都構想というのがあります。
単なる古都ではなく、自然豊かな場所であること、海の資源を全面にだしていきたいキャンペーン
与謝野町は、海に面しています。
そこの5月から、クリエイティブディレクターをやっています。
日本総じて、地方財政はどんどん苦しくなってています。
税金を収める人が少なくなってきています。
自立化していけないといけません。
世界の小さい街が自立している、デザインが介在している。
日本において、デザイン教育が足りない。
アートとデザインの違いに区別が付かない。
デザインは社会の運動。自分一人ではどうにもできない。
そこに対して、人を動かし、知恵を絞り合って作り上げていく。
設計をしていく。まさにこれをやったことが無いからこそ、ヤルことに価値がある。
まさに今やっている。なぜできるのかを後で紹介します。
一方、東京造形大学で教鞭をとっていて、
デザインマネジメントを初めておしえた大学です。
師匠に教えていただき、退官した後がまとしてやっています。
慶應と同じことですが、母体がちがいます。
いずれにしろ、色形ではなく、社会システムを作ることを教えています。
今年の4月から、芸大でも教えていて、芸大が僕みたいな人間を呼ぶ、
同じデザインでもアーティスティックな匂いがしますが、
アーティスティックな部分だけでは戦っていけない。
社会の目、ビジネスの目で教えてくれないかという話しになりました。
デザインの意味みたいなのを皆さんにお伝えしながら、
教育という部分、社会において、大中小、地方行政というところで、
デザインを実践しながら、邁進しております。
もろもろやっております。
TEDxTokyo でデザインマネジメントの話しをしています。
これ皆さん、どこだかわかります?雄大な景色です。
カヤックに乗っていますが.
これが、日本だと思う方。これは日本です。
これは与謝野町の阿蘇海です。
これ見て何か気付いたことはありません?
誰も居ないのです。昼間は船がでているのですが、
基本的には遊ぶ海では無いのです。
クリエイティブディレクターと就任したのは、産業活性と、自活、
その中で、発表されたのは、今新しいチームを作っておりまして、
与謝野町のアイコンとなる集える場所が作りたい。
ベリエリアがあって、手つかずで、施策がされないまま、
芝生が茂っている公園があるが。
問題は、せっかく遊べる場があるのだが、
阿蘇海と公園を分断してる、新しく作られている国道があって、
国道は全然使われていない。
こういう話しが日本にはいっぱいある。
昔は海に入って遊んでいたのだが、
こんないい海なのに、目の前に柵が作られている。
海に対して、なんの愛着も無い。海がきたなくなっている。
海に入って、体験価値があれば、綺麗になる。
柵を無くしましょうという話しをしている。
隈研吾事務所と一緒に、拠点として、
間違えてはいけないのは箱もの行政。
この語、豊かになるための施策は何かと。
ビジョンを語る場がありまして、またぜひ情報を得てもらえれば。
与謝野町を覚えておいて頂ければ。
日本一有名な街にしていきたい。
そんな与謝野町、あるニュースが出ました。
このぱっぱ。これなんだかわかります?
もう一つ。これなんだかわかりますか?
ホップです。
みなさんビール好きですかね?
ホップを作っております。
与謝野町は、日本で初めて、フリーランス農業組合として、
ホップづくりに成功した土地なんです。
なぜホップで大きなニュースか?
皆さんビール好きですか?
皆さんが飲んでいらっしゃるビール、このビールはほぼほぼ大手のビールだとすると、
北海道か、東北地方で作られたホップが使われています。
ホップの南限があり、寒い地域で作られます。
僕らがホップを栽培するといった時に、
そんな南限すぎて、絶対無理と言われました。
だけど、育ってしまい、大収穫でした。
繊細なもの、今年たまたまとれて、来年どうなるかわかりません。
試験栽培の段階で、何回か運用しないと、その土地のものになるかどうかわかりません。
大手のビールは北海等から東北です。
大手のホップは、全部契約農家です。
栽培のノウハウとかが外にでてきません。
そういった中で試行錯誤しながら、アメリカなど、全部で28種作付けし、
そのなかで5種が伸びて、来年身を着けるかどうかわからない。
3年くらい、試験を完成させないとわからない。
まずはできないと言われたところで出来てしまった。
専門家がまさか!と言っている。
今何がおきているかというと、クラフトビールを適正化したいと考えている。
皆さんが飲んでいるビール、けんかうっているつもりは無いのですが、
内容物を良く読まれていますか?
あまい気にしない?
ビールは、ホップと麦芽、麦汁、
米がはいっていたり、コーンスターチが入っていたり、
酵母は雑味がはいっていることがあるので、漉すと、
炭酸が抜けて、炭酸をくわえていることもある。
一部で合成品もあるのが現状。
ドイツでビールを飲まれたことがありますか?
ドイツにおいてビールはホップの魂。
日本のビールは採算性のため、
なんかオカシイと思っている人がクラフトビール、地ビール、を作っている。
ホップは北海等は東北地域で作っています。
なぜ地ビールが日本中にあるのか?
そのホップどこからきていますが?それは全部海外性です。
ドライホップを仕入れてブレンドして作っています。
醸造所があれば、ビールが作れますので、
ホップの魂となるビールにはなっていない。
おおもとを作るにはブランドにとって大切なこと。
これを使って、本当のクラフトビールを作る。
まず一回目に成功しました。
街自体が、肥料を作っています。
その肥料で来年から試験栽培をやります。
本物の与謝野町の独自の栽培、独自の肥料で、
世に無いホップが作れる。
本物の安心安全、本物のビールを日本から世界に。
知財件も含めて進行中です。
今日のキーワード。
基本低には広義のデザインとは何なのか?
創造的計画は何なのだろう?
デザインが中核にあるからイノベーション。
やったことが無いことにたいして、計画、創造性が持てるのか?
創造性が持てると革新になり、人を動かし社会を動かす、
前進する力がアントレプレナーシップになってくる。
デザインという力がまだまら足りない。
アメリカが成功している例は、
Design, Innovatiion, Entrepreneurの軸がしっかりしている。
デザインは事業の選択肢と可能性をうむ。
まかせっきりにしない。
一緒になって二人三脚で進んでいく。
世界を見ると二周ぐらいおくれていますが、遅くは無い。
与謝野町ではクリエイティブディレクターという職を与える、
5月に就任式を行いました。
新聞記者が何といったのか?
そもそも、クリエイティブディレクターという職が横文字で良くわからない。
その新聞記者が何といったのか?
新聞で書くと長いので、短くなりませんか?
という、そういうレベルの話し。
自分たちが変えていくこと、街を変えていく、地を変えていく、
そこでつぶしにかかる記者?
くわしく説明したら、今は応援してくれている。
http://www.sendenkaigi.com/books/back-number-brain/4753
雑誌ブレーンで、特集、地域にはクリエイティブディレクションの話し、
なぜこうなったのか?
きっかけは、与謝野町の町長に変わった、そこから事件がおこった。
前の町長が長年やっていた。
もともとフランスで建築を学んでいた人が新しい町長
自分の街が、このままヤバいと考えて出馬する。
もともとクリエイティブな頭を持っているので、
考えていることが非常にリンクした。
町長からメールが来たのがきっかけ。
共通の知り合いがいて、
施策をする時にトータルで見れる人は誰かいないのか?
白羽の矢があたっていて、
その時、町長を全然しらなくって、
頭がはげていて、恰幅の人かとおもっていて。
最初はお付きの人かと思った。
これは何かを変える人だとわかったので、
その場で握手して、その場はわかれて、
与謝野町に行ってみて、具体的は話しをして、
泊まりがけて話しをして。
小松空港の和室を借りて、2日くらい話しあっていて、
与謝野町に招き入れて、クリエイティブディレクターになってもらいたので、
動きのある言葉を掲げたいと行っていて、
いろんな分解をしながら。
最後にでてきたのは「グルーブ」再編集して、うねりにかえていく。
紡ぐ というのをずっと言っていて、
彼にささったらしくて、4月、京都の議会で、「グルーブする年」
京都府の人達はポカーンとしていましたが、
新しい空気になるスイッチが入った。40代から下の人達の空気が変わった。
若い町長がいきなり町長になると、まわりが全然追いついていないパターンになりがちなのですが、
ロジカルに丁寧に話していることがあって、
街の人が皆応援してくれている。いい空気になって、
毎月、濃密な時間を、話しをしながら進めています。
何を起きているのか?どういうことが起きようとしているのか?
http://16lab.net/
16lab はご存知ですか?
気がつくとボーダレスな仕事をしていて、
スタートアップを経営側に入ってやっている。
もう2年ぐらい経つのですが、世の中を変えるかもしれないことをやっています。
OZON という指輪型のコンピュータを作っています。
いろいろ指輪型のデバイスがありますが、それらとは違います。
指側型のデバイス、センシングデバイス、コントローラーでしかありません。
スマホのアプリが起動していないと、デバイスのパターンです。
OZON はコンピュータですから、スマホの画面が無いスマホを作ったらどうなるのか?
というのをやっています。
画面とスピーカーなどを外して、超小型にしたときにどうなるのか?というのをやっていて、
CEATEC で発表しました。
去年発表した時点で注目を浴びたのですが、
来年の発売に向けて、最終モデルを発表しました。
なぜ世界が振り向いているかというと、
普通のスタートアップと違うのは、
Kickstarter的なスタートアップは、作るのは中国のどこかです、それを世界中にばらまくという。
こういう技術をここまで作りました。作った上で、重要なパートナーに見せていて、
一番最初に声を上げたのは、アルプス電気です。
そのアルプス電気が全面協力のうえ、バッテリーも全て保証。
大手の製品でもバッテリーから発火している。
失望をすべて払拭したい。そのためには完璧に作る。
オールジャパンで構成しています。設計もアルプス、筐体も国内。
チタンの加工技術も非常に大変です。日本の腕時計メーカーがある。
そこでないと作れないことをやっている。中の実装、バッテリーも、オールジャパンです。
コンピュータですから、側がいくら日本で作れても、
日本製の OS使っている人います?
日本はOS作れていないのです。
システムを作るというのが、完全に欠けている。
パソコンなんて、Mac か Windows しか無い。
悔しいと思いません?
ここに危機感を覚えていないのは重要視しなければいけないと考えていて、
日本を拠点として、世界のネットワークを活用して、OSを作っている。
CEO はエストニア人。スカイプを作った国です。
趣味で火星探査機を作ってしまうような人。
世界中のセキュリティの骨子を書いている MySQL の 4番目の社員がうちに入っている。
天才で、一事業を専攻しているいる人、大金持ちかと思ったら、
そのお金を、スーパーコンピュータを3本買っていて、
日本に住んでいて、そんなことをやっている。
アルプスがなぜやっているのか?彼が作ったソースコードが驚異的だった。
何が凄いかというと、デバイスのソースコード、ファームウェアを1から書いてしまう。
メーカーのものよりも200% ぐらいの精度やスピード、
軸センサーの取り方が考えしないような作りになっている。
アルプス電気が興味を持って、大手じゃなくて、ティア1、ティア2、
日本を変えようとしている次のレイヤーの人達が熱い。
むしろ、その人達はウズウズしている。
新規事業という名のものとに、世界中の人達とコンタクトをとっていて、
いつかは自分たちのプロダクトを出したいと思っていて、
これがデベロッパーモデルの最終版、
オープンソースで公開するつもり。
全部は言えないのですが、先週の時点で、
YAMAHA と TOYOTA がのっかってきています。
かなりの確立で、インフラが整っている。
表にはなかなか出て来ていない話しなのですが、
ウェアラブルの延長線上は、画面の無い世界に対してコンピューティングしていく。
創造性がなかなか持っている経営者がいらっしゃらない。
それ凄いね!と即決できる人が居ない。
総じて、アメリカみたいに投資家が少ない。
ここに対して、後押ししたのは、
日本経産省がお金だったり賞をくれたりしてもいいのですが、
こないだ、英国大使館から賞をもらっています。
ありがたい反面、日本ももっと動いてくださいよ!という話し。
見えないからというのもあります。
先週のCEATEC で体験したら、どうなったのか。
ホームエンターテイメントというカテゴリがどうだったのかわかりませんでしたが、
賞をもらいました。いろんな人達に知れ渡ったのと、
パートナーがついたこともありますが、これから業界の人達がいい構造になっていけばいいなと思っています。
http://www.keio.ac.jp/ja/news/2015/osa3qr000000x49c.html
これが今進んでいることの、社会を動かすためのスタートアップの動きです。
今起きている現状、起業家を生むための卵、
文科省の EDGE プログラム、企業に就職することが本当にいいのか?
一日でがらっと変わることもあるかもしれません。古巣の会社が大変なことになっていますが。
今までは詰め込み教育、みずから考え、みずから突き進む。
ここで大切なのはデザイン。
文科省がやっといいはじめた。
実践あるのみ。プロトタイプして、とにかく自らが動く。アドバイスを聞きながら自分で解決していく。
対象は日本人だけでなく、アジア。
欧米型の教育は一回りしてしまっている。
今やっていることは、一人で戦って、世界で会社を作ってしまう人をいかに作るか?
教育システムと、ブランドはもう文科省のものですが、
いろんな大学に波及しています。その中でも慶應は日本の中でも旗ふり校に指定されている。
そういう意味では、あこがれの場を作ろう。
ブランドを作ろうという話しになって。
チャレンジするのは大好きなので、
教室を作ってしまいました。
クリエイティブラウンジ、今年の6月にオープンしました。
ゼロから1を生むための教室。
デジタルファブリケーションのスペースは沢山ありますが、
売るところまでのプロトタイプができる。
教室というと、教師と学生となるが、ボーダーが無い。
EDGE プログラムは、アントレプレナーであれば、Welcome 。
無料で解放しています。今試験段階なので、紹介制になっている。
http://www.audi.jp/ttsp/
慶應は、宇宙産業系の先生も多く、宇宙的なコネクションが多い、
最近 Audi TT の成層圏でのCM
あれのプロジェクターの部品はこの EDGEで作っています。
ファンドがいくつか入っていて、
企業が持ちかける内容を作ったり、ファンドがついたり、
そういうシステムを作っています。
http://pixiedusttech.com/
Pixie Dust Technologies
SXSW で発表したら新しいブランドです。
何をやっているかというと、落合さん、現代の魔術師
やっている研究は、超音波でモノを動かすという。
ああいった研究、日本の場合研究は研究で終わっている。特許をとって終わっている。
企業で特許をとったら、安泰という。
どう人類に活かさないといけないのに。
気がつくと、世界で第三位の休眠特許保有国
アカデミアとインダストリの壁、本当に国の資産を活かすことができていない。
先人を切て、1950年代、特許が公開されていて、
その時点では、モノが点で浮くだけ。
今の時代だと、三次元移動することに成功した。唖然全違う価値が生まれた。
浮くだけでなく、いろんな応用、触覚が得られる。
こういったことが本当はまだまだあるはず。
新しいインタフェースをやっていたりします。
これは、たまたま偶然ですが、TEDx 仲間なので、
こういった今ある教育に対して、なぜ日本がいけてないのか
具現化したいという思いがあって、
たまたまタイミングあって、一緒にやろうか!と3月から一緒にやっています。
もうちょっとお話しすると超音波は面白い特性をもっていて、
超志向性のスピーカーとかを作れて、音場を変えているだけ、
超音波の中に音を仕込むことができ、カメラともなうと、
耳がどこにあるのかわかるので、その人にしか聞こえない音を届けることができる。
産業として今までなかったことが起こる。
こんな感じでお話しをしましたが、大企業だったり、
スタートアップだったり、本当に一番重要なことは、
経営者といかに共有できるか。
担当者じゃない。僕では決められないとか。
そういった意識を共有できるかが課題で、
コミュニケーションミスが起こるのはそこしかない。
「デザインマネジメント」
デザイナーが世の中を変える原動力になるか。
デザイナーが書いた本なのですが、Amazon で、ベストセラーになり、
時代的な流れかな... と思います。
前向きになりたい、それはデザインかな。と思います。
だいたいデザインマネジメントはいくつかあります、
自らの経験は書いておらず、調べた内容しか。
自分が歩んだ道が書いてあります。
「カフェオレからはじまるイノベーション」
次の一手、
前の本は、書いたら400ページになってしまいましたが、
イノベーションという構えを起こしたとたんに、イノベーションは無い。
セレンディピティでも無い、そんな生易しいものではなく、
気づきをいつ自分で分かるのか?いつきっかけをつかむのか、
デザイナーのきっかけをデザイナーで無い人がつかみとるのか?
今日はこんな感じです。
Q. 理念のある無いを見分けるには?
A. 器を作っている会社の例、そこの社長、ずごく自分ごとにしていた、
自分たちの事業をいかに立ち直せるか?悩みぶかいところに応援してくれた。
その社長交代する前の社長、本来の叩き上げの社長は存在しておらず、
財閥解体した時に、住友金属からきた人が社長になるという構造があった。
ビジネスの関心はあっても、器に関する関心は無かった。
一番最初の社長は、最初に契約する時に、
「僕にはセンスが無いので、おまかせするよ」と言われた。
経営から全部の、重要なパーツなので、全部を押し付けないでください。
デザインがわからなかったら、一緒に作っていきますから、
一緒に歩かないと何が起こっているのかわからなくなりますから。
デザインに対して責任感、センスが無いと言う人は、
悪い遠慮で、そここそ一緒にやっていく覚悟無いと。
そういう瞬間があると、そう思います。
Q. 日本の経営者の場合、デザインがわからない、逃げている場合が非常に多い。どうすれば良い?
A. ここは悩み深いですよね。その人に前向きの意識があるのであれば、一緒になって変えていく。
まったく変わんない場合もあり、それは諦めるしかない。時間もあるかもしれない。
昔所属していた会社で起きたことなんですが、人によって、全く変わることがあり、
次なる人が来るのを待つしかない、または自分が動くしかない。
今だと、自分が動けば、お金がついてくることもある。チャレンジしがいがある。
会社の中で救うためのいいプロジェクトをいっぱいやってきた。
社長が後押ししてくれた。ところが、日本において、大きな会社の社長はオーナーじゃないケースがあり、
あとの任期をいかに安泰に過ごすか。
ところが、大きな会社の社長は任期があって、時間切れだったので、
推し進めてくれる社長が、無駄なチャレンジは止めようという。
全くなくなってしまって、本当に人によって変わってしまう、人災みたいなもの。
ウジウジいっていてもラチがあかないので、共有できる仲間を。
共有した仲間は全部アングラです。アングラで動いていって、ある日外から評価をもらう。
そういうやり方が良いのではないか?
Q. 日本で研究と、製品とは離れている。
A. 小さく生んで、大きく育てる。
最初からパイを狙おうとするのが、すべて悪さしている。
イノベーション推進室とか、非常に大きな会社だと出てくる、
でも担当者は、私たち何していいかわからない人。
イノベーションというのは、誰もやったことがないことを振り返ったら、そう思うだけ。
誰もやったことないことを提案する、数字は?と言われる。
そこのジレンマ。そこを理解していない人が多いので、
ちゃんと理解していかないと、デザインの登用ができない。
デザインがわかったうえで、モチベーションがあって、なかなか本筋のデザインはまだまだ理解していない。
まずは容認する文化、戦後なんて失敗だらけ。
会社は失敗するのを恐れている。失敗するのを許容する。