7/28/2016

[&] SIGGRAPH2016 - Disney Animation - Bridging art & technology



( photo via. http://bznews.bz/bz/article/100100100101676844 )

Disney Animation - Bridging art & technology

「The Art challenges technology, and the technology inspires the art.」
(アートは技術に挑戦し、技術はアートにひらめきを与える)
ジョンラセターの言葉

映画Zootopia で活用された
Bonsai というツール、プロシージャルに木々を生成するツール
Trunk >Branch1 >Branch2 >Branch 3 >petiole >Leaf
アーティストがまず幹をラフに描いて、そこから枝を増やし葉を茂らせるまで描ける。
樹木が育っていく時間軸方向のコントロールも可能。

コケや、雑草などをブラシペンのように扱って、描き加えていくことができる。
Zootopia のアセット。
大量の森林、樹木があるため、カリングが欠かせない。

開発メンバーのバックラウンド、
バークレーで、コンピュータサイエンスを専攻、
コンピュータサイエンスのバックグラウンド。絵画風のCGのリサーチ
VFXを学んで、ペインティングなど古典的な絵画の勉強をしてきた。ファーなどを担当。
物理を勉強。MITで、コンピュータサイエンスを。インターンシップでSIGGRAPHで参加したのがきっかけ。
ディズニーのトレーニングプログラミングに参加

アーティストの要望を聞いて、様々なツールを作り、ツールを拡張していく。
さまざまなバックグラウドやスキルをもった人達が集まることに意味がある。
簡単に使えるようなツールにするけど、その背景にはいろいろな技術が使われている。
C++は必須。
技術側で考えた使い方は必ずしもアーティストに受け入れられるものでは無いため、
コミュニケーションが欠かせない。
ツールを使うメンバーも、様々なスキルレベルなので、そこに配慮

Q. ツールのレスポンスと、ツールのバージョン管理は?
A. オンザフライでレンダリング。バージョンの変化は注意深くしている。モジュール化してあり、気にならないように。
違うバージョンにおいても、アセットが共通で使い続けられるのが重要

Q. ツールを公開する予定は?
A. 現在は映画製作の中で頻繁なアップデートをしているため、公開できる状態には無い。あと二三本映画を作ればなんとか。
3Dペイントシステムはとても需要だと考えている。

Q. ツールを作る仕事をしたいのだが?
C++の経験が重要、とても賢いこと、人に教えることができること。新しい技術を学び続けられること。
アーティストとのコミュニケーションを楽しめること。
いろんなバグを直すこともしなければいけない。